先日、娘が吹奏楽部に入部して初めての演奏会でした。
裏方はすべて保護者が受け持ちます。
リハーサル、本番と二日間、楽しい経験でした。

性格なのでしょうが、気づくこと目につくことが多くついつい手を出してしまいます。
郷に入らば郷に従えですから、なるべくおとなしくしてるのですがホールというのははたで見るよりずっと危険もあるところなので「危険回避」のスイッチが入ると頭より先に体が動いてしまいます。
たとえば車いすのお客様の通路確保とかね。

ところで、私はつねづね娘にたしなめられています。

「ママ、良かれと思ってやったことでもそう思わない人はたくさんいるの。
やったあげくに、でしゃばりとか偉そうとか言われることもあるんだから
極力何も言わない、何もしないでいる方がいいんだよ。
ママはついなんでもやっちゃうから、注意しないとだめだよ。」

いやはや、最近の女の子は大変ですね(^^;)


さて演奏会では、毎年1年生がお披露目を兼ねて踊るのが恒例となっています。
今年は先輩たちの演奏する「AKBメドレー」をバックに踊ることに。

リハーサルを見たのですが、どうもこうもグダグダ。
みんな恥ずかしがって振りも小さいし、笑顔もない。
娘は小さい頃から舞台に上がることに慣れているので度胸があってけっこうサマになっているのですが…

グダグダぶりに業をにやした娘、ステージからひらり飛び降りてダンス部隊に向かって、まあ仕切ること仕切ること(汗)

「恥ずかしがってると、見てるほうが恥ずかしいよ」

「振りは間違ってもいいから、笑顔だけは作ってて」

「口パクで歌ってみ?笑顔に見えるから」

「顔は下向かないで、視線は正面ね」

「目だけ動くのって自分が思ってる以上に目立つからね」

「自分の立ち位置はちゃんと頭に入れといて」

言いたい放題言うと振り向いて「そうでしょ?ママ」ときた(笑)

しかも周りを見回し「養生テープありませんか?」と勝手にみんなの立ち位置をバミり始めた(笑)


遺伝子のなせるわざなのか 親の背をみて育つということか

なんだかいたたまれないような気持ちに(^^;)


本番、センターで踊る娘は振りも大きく笑顔で無事センターの役割を果たしていましたが「途中いっかい真顔になっちゃったよー」とぶつぶつ。


雨になついてもらえず涙ぐんだり
一人で眠れずに添い寝をねだったり

そんなコドモ時代をを残しながらも娘なりに大人になっていくんだなあ…なんて感じる母でした。