ひばりは同窓会に行った。中学の同窓会。

ベビーカーを押しながら、2次会、3次会へ出席。

かなり出来上がって、小腹がすいたのでラーメンを食べることに。屋台のラーメンね。

ラーメンを食べているとかなり雨が降ってきて。


そうこうしてると、仲の良い友達とはぐれていることがわかった。

ケータイで連絡とって、駅の方で落ち合うことに。


でも外はどしゃぶり。

この雨の中、ガッツくんを連れて行くのはかわいそうだからと、酔ったひばりは屋台の裏のほうへベビーカーとガッツくんを隠すようにおく。

そして、ダッシュで駅に向かう。


無事に友達とあえて、またしてもダッシュでラーメン屋に戻ると・・・





ラーメン屋が閉店してます。




しかも、ベビーカーはあるのにガッツくんがいない。



泣きながら、その近くを探す。いるはずがない。

雨とはいえ、ガッツくんを置いていくという判断をした自分を責める。


交番に行こう!迷子で届いてるかもしれない!(あるわけないのに)と、走り出したそのとき。


そうだ!ラーメン屋に電話して、聞いてみよう。






看板に書いてあった携帯電話番号にかけると、さっきラーメンを作っていたおじさんがでた。

自宅の前に屋台を出していたので、自宅のほうにきてくれとのこと。


ひばりは、ガッツくんを置いていった経緯を話して、「ガッツくんいませんでしたか?」



「知らないよ」


どうしよう・・・誘拐されちゃったのかなぁ。あ~どうしたらいいんだ。

と、なきじゃくっていると・・・



さっきのおじさんがガッツくんを連れて2階からおりてきた。

あっけにとられたひばり。


「こんな小さな子おいていく母親がいるか!」

と、すごい剣幕で怒られた。


反省とか、なによりも、ガッツくんが無事にいたことに安心して泣き崩れる。







そこで、目が覚めた。怖かった。

酒欲がこんな夢を作ったのかなぁ・・・

すんごいリアルだった。