(1)森友瀧尾神社編はコチラ
(2)瀧尾神社編はコチラ


続いては、3カ所目の滝尾神社へ。
旧今市から日光市街にやってきました。

三が日は過ぎてましたが、
輪王寺&日光東照宮、そして二荒山神社のある日光は
やっぱにぎわっていましたね。



でも、今回そちらには参りません! ヾ( ´ー`)



通称“裏日光”と呼ばれるもう「一つの日光」、
日光二荒山神社別宮の「滝尾神社」に向かいます。


神橋のある交差点を二社一寺とは反対の右に曲がり、
小杉放菴記念日光美術館を過ぎ、
大谷川にかかる橋の手前にある細い道を左に入って行きます。

しばらく行くと、「史跡探勝路」の看板。
滝尾神社につづく古道があります。

本当は、歩いた方が趣があっていいんですけどね・・

今回はコレがコレなもんなのと、寒いのとで、
車で向かいました。


滝尾神社に向かう前に、
寄りたい場所が1カ所あったのでまずはそちらに。
(同じ道沿いです)


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

立派な赤い建物。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

「開山堂」です。


その隣にあるのがこちら。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

すごい香車の量!
(°д°;)


こちら、「観音堂」
別名「産の宮」や「香車(きょうす)堂」と呼ばれているお堂です。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

なんでこんなに将棋の駒の「香車」が置いてあるのかというと・・・



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

将棋の駒の「香車」は“戻らずに直進する駒”香車なので、
妊婦がこの駒を持って祀ると、無事出産できるとのこと。

そう、安産信仰の社なんですね、ココ。


出産後、借りた駒と共に新調した駒を返納するので、
駒の数がどんどん増えるらしい・・


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

駒は手作りで書いたようなものから、
ちゃんと彫り師(?)に頼んで作った立派なものまでさまざま。


「せっかくだから借りて帰る?」

・・・う~ん・・(;^_^A

見ると、1つ1つ後ろに名前が書いてあるんですよね。
なんか持って帰ると悪いような・・

しかもなんかデカいし・・( ̄_ ̄ i)


と思って駒を物色していると・・・



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

ちっちゃい駒を発見!

これなら持ち帰りやすいんではないか?
と思い、こちらを拝借いたしました。


また返しに来ないとね。



香車堂の隣には

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

「陰陽石(おんようせき)」なるものもありました。

どちらが陰でどちらが陽なのか、いまいち分かりませんでしたが・・
念のため祈願。



そして開山堂の後ろには、

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

古いお墓がありました。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

日光開山の祖「勝道上人のお墓」でした。
こちらに眠ってるんですね。


さらにこちらの裏手には


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

すごい岩壁の下に、石仏。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

こちらは「仏岩(ほとけいわ)」と呼ばれているものです。

仏に似た岩があったそうですが、地震(←いつの地震なのだろう?)で
崖が崩れ、消失してしまったらしい。

名前だけが残っています。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

岩の下にある石像は、その地震で崩落した岩で
埋まってしまったのでしょうか?

よく見ると下半身が見えませんでした。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂

梵天、帝釈天、四天王のうちの三体、
そして不動明王の6体が並んでいました。

石像の古さからして、
ずいぶん昔にも大きな地震があったのかな?と。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 香車堂


東照宮の方のきらびやかさとは、また違った趣を見せる「裏日光」
隠れたパワースポットですね。




○観音堂(香車堂)
栃木県日光市山内(地図




(4)につづく