ゴセイジャー総括 その1(地に足ついた編) | ゆる~いカミナリ

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「宇宙となかよし」Qさん主催の100日更新がきっかけではじめたブログです。
現在は特撮イケメンさんにハマり中♪今は一番気になっているのは小澤亮太くん!!基本、戦隊レッドさんにハマります(*^ ^*)
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スーパー戦隊シリーズ第34作目『ゴセイジャー』が最終回を迎え、映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』の公開やVシネマ『帰ってきた 天装戦隊ゴセイジャー last epic』の発売が近づいてます。

今更ですが、それまでにテレビシリーズの感想というか私的総括をば。


ちなみに、かなり辛口です。お気をつけください。






















実はこれ、2月の最終回を迎えてスグに書きはじめていたのですが、ゴーカイジャーを見始めてからゴセイジャーに感じていたフラストレーションがかなり払拭されたので、おろそかになっていたのでしたσ(^_^;)。

つまりは、私がゴセイジャーに感じていたのはフラストレーションだったのです。
それを発散させる為に書いていたような文章です。。。



まずは、
【良かったところ】
よくぞ、あのキラキラしたキャストを揃えてくれました♪




ホント、千葉雄大くんをはじめ皆さんキラキラして「天使」として納得のキャスティング♪

もちろん生身のキャスト陣だけでなく、スーツアクター陣や声優陣の方々も素晴らしい。
シンケンジャーから引き続きの監督はじめスタッフさん方の東映陣も言わずもがな。

上記の方々の頑張りが凄く伝わってきました。
彼等にありがとうと深く感謝の念を伝えます。





【悪かったところ】

上記の方々に、あんな脚本(ほぼメイン脚本家回)と設定をあてがったこと。



なんか、あまりにも酷すぎて、あのような設定と脚本を用意した方は上記の方々に慰謝料を支払ってもいいんじゃないか。この作品を純粋に面白いと言うことは、歴史ある戦隊シリーズを侮辱することになりはしないか。

…そう思うくらい憤っている感情が私にはあります。


最初にアレ?となったのが天知博士の台詞。
アラタを望の友達と認識した後に「ところでご職業は何を…?」と言ったところ。
普通、ここでは見た目からして「学生さん?」とかじゃないのだろうか?
素人の自分に違和感を感じさせるなんて変な脚本だと思ったのでした。
キャスト選考前に1・2話の脚本は出来ているみたいなのですが、キャストを演じているのを見れば直すべきところなのではないかと疑問に。脚本の人はキャストさんを直に見ていないのか?とすら勘ぐりました。

それ以外にも微妙な感じで、見てて一話にしてはツカまれないしあまり気分がのらないなーなんて。
だって、アラタは大事なカードを無くしても無頓着に見えるし、他4人も大岩でゴロゴロ転がされてカッコ悪いし弱そうに見えるし。
まあ、見習い設定だから最初は弱そうに見せているのかな?とは思おうとすれば思えたのです、その時は。
それでも、きっと1話は導入編で2話以降に、護星天使とか護星界とかの説明が出てくるんだろう、きっとキャラも色々たった話が出て盛り上がっていくんだろうと思ってましたが・・・。



最後まで疑問は解決されず、微妙な気持ちのまま少し盛り上がっただけで最終回を迎えてしまいました(T▽T;)。



何だかつまんないだけなら「私に合わなかった」だけでいいんだけど、ところどころに不快さを感じてしまう脚本がなぁ・・・。

特に例を挙げるなら、「epic9 ガッチャ☆ゴセイガールズ」と「epic21 エレガント・エリ」。

まず、epic9はゴセイガールズメインの回。
使えない男どもはほっておいて女の子たちが頑張る!っていう戦隊シリーズにはよくあるテンプレートな回(らしい)。
女性陣をメインにすることによって彼女たちの良さをアピールする回なんだけど、エリがとんでもない我が儘だし、モネが戦闘中にエリを天装術で拘束する理由もなんだかな・・・で。
女性陣に対してマイナスのイメージを持った回です。

で、私的にワーストナンバーワンなのが「epic21 エレガント・エリ」。
戦闘で負傷したケーキ屋さんの代わりにエリがケーキを作って更に戦闘も頑張るって話なんだけど・・・。
親として食べ物を粗末にしている様はどうしてもいただけなかった。
視聴対象の幼い子供たちに教えることの一つに、「食べ物を粗末にしない」ということがあげられるし、少なくとも我が家はそうです。
だから、見終わって長女ちゃんに「ピンクのマネして食べ物を粗末にしちゃ駄目だよ」って言わざるを得なかった。


・・・・ヒーローの真似しちゃ駄目だって言わせないで欲しかった。゚(T^T)゚。。


それにプロが簡単に素人へ店を任せるのもどうかと思う。
この脚本化はプロフェッショナルの仕事をなんだと思っているんだろう?
もし、自分の手が負傷して脚本が書けなくなったら、たまたまそこにいた素人に任せますって言っているようなものではないのか。

そういう感じで、私が「なんだかなぁ・・・」と思う話が積み重なり、更にそう思う話のほとんど全てがメインの脚本家さんだったというのも残念に思う気持ちに拍車をかけていきました。
そしてそれは最終回まで変わることはなかったのです。。。

つまらない話はいいとしても(これは個人の嗜好の違いからくるものだし)、不快になる描写はなんとかして欲しかったです(ノДT)。



もちろん、面白いと思う回はありました。
挙げるなら「epic5 マジカル・ハイド」と「epic23 燃えろ! ゴセイジャー」。

「epic5 マジカル・ハイド」は、ハイドとアグリの二人にスポットを当てた回。くそまじめ過ぎるハイドさんとそれに振り回されるアグリが微笑ましい♪
ファイトスタイルの違いも明確で凄くわくわくしました。アグリの武器が重すぎるのにビックリしつつも回転をつけて振り回すハイドがえらくかっこよくて惚れました。必要な作戦を立てたのもグー!

5話にしてようやくエンジンがかかって面白くなってきたと思ったのに。。。


そして「epic23 燃えろ! ゴセイジャー」はギャグ回の中でも珠玉の一品だと思います!!

天知親子とガールズに置いていかれるゴセイメンズ(アグリのしぐさが可愛い♪)にはじまり、敵の作戦がおバカだしやり取りも笑えるし。
さらに作戦がうまくいかない理由が町おこし対策のエコロジー。これは教育的にもいい番組♪
ハッカ油が売れたに違いない。なんでこれを自身のおもちゃの販促で出来ないのか?
そして、ガールズを助けに行く間のメンズの真面目におバカなやりとりが最高過ぎて!!
変身後までおバカでしたねー(笑)。

ゴセイジャーの取るべき道はこれだ!!!!

と思った回でした。ゆるゆるギャグが天使達にピッタリだと思ったの。
これは思った通りでした。特にハイドさんがメインになる回は(笑)。


そういえば、上に挙げたお気に入りのお話はみんな荒川さんですね。今はゴーカイジャーのメイン脚本家をされております。
だからなのか、ゴセイジャーの中で幽魔獣編が一番好きなんですが、その理由は荒川さんにあるのかも・・・と書きながら思いました。


東映のあらすじ一覧を見てみたのですが、幽魔獣編はメイン脚本家さん以外のは楽しく見れていたんですよね。
おかげで、下山健人さん・香村純子さん・石橋大助さんという脚本家の方々に注目することができました。

ゴセイジャーのいいところの一つに、下山健人さん・香村純子さん・石橋大助さんなどの脚本家の方々を知ったことです。
特に下山さんはVSが面白かったので、未来にあるであろう戦隊シリーズのメイン脚本家になって欲しいと思いました!



いいところを挙げていけば結構楽しんでいたんだとは思うのですが、せっかく楽しんでいるところへメイン脚本家さんの話が入って楽しみをぶち壊されてがっかりした・・・そんなカンジですね。振り返ってみると(´д`lll) 。


初めての天使戦隊。
番組的にどんな挑戦的な事をなさってくるかと思っていたのですが、蓋を開けてみれば無難過ぎて面白さがそぎ落とされたような番組に見えてしまったゴセイジャー。
番組に対する情熱と愛が足りないように見えてしまったのが・・・。

もちろん、スタッフ・キャストさん方が真面目に一生懸命やっていたのはインタビューとかから伺えるんですが、番組でそう思わされてしまったのが痛いな・・・と。

これは邪推ですが、前回のシンケンジャーで初チーフプロデューサーを務めた宇都宮Pが、かなりチャレンジャーな事(オールアフレコの廃止に新しいカメラの導入)をやっていただけに、東映上部層は以前に特撮の経験があり、ドラマ畑からやってきた若松Pにはさらに新しい風を期待していたんじゃーないかなーと。
新しい技術とか特撮未経験の有望な人材を連れてくるとか。

実際は「無難」で終わってしまったワケですが。
見えない所で革新があったのかもしれないですが、視聴者の私にはわかんなかったです。

いっそロボをエヴァンゲリオン風な斬新なデザインにするとかすりゃーいいのになぁ。
羽は6枚あって足が無いとかして「スーツアクターさんが入れない!」くらいの。





上記のような文句をたらたら書くなら、途中で視聴をやめればよいのですが、ゴセイジャーを見続けたモチベーションは、いずれ来るであろう「VS シンケンジャー」の為にゴセイジャーを把握しておくことと、たまに入ってくる上記のような面白いお話を逃さない為でした。
最後の方は、ゴーカイジャーへの繋ぎと、ここまで見てしまったから最後までみないと・・・という義務感と、そして、戦隊シリーズってこんなもんじゃないだろう?!という、期待からだったんですよっ!!



思い返せば、自宅にケーブルテレビが入ったお陰で、今まで見れなかったテレ朝系を視れるようになったのが、2009年の秋頃。
保育園で話題についていけるようにと、日曜朝のスーパーヒーロータイムを子供と一緒に見ることに。

そこで放送していたのが『シンケンジャー』・『仮面ライダーW』・『フレッシュプリキュア』。
大人になって見た久しぶりの子供番組に(二十年ぶり?)、子供そっちのけで私がハマりましたо(ж>▽<)y ☆

仮面ライダーは大人向けとは聞いていたけど、就学以前の幼児対象の戦隊も大人が視聴しても面白く作ってあることに感心感動。
流石は三十年以上続く戦隊シリーズ。私の子供だった頃より進化していると思ったものでした。

・・・・しかし、ゴセイジャーが余りにも何だかなな内容だったので、私の中の変なスイッチが入りました。



シンケンジャーの面白さが特別だったのか?それともゴセイジャーの中身が戦隊シリーズでは当たり前なのか?しかし、あんな面白さで三十年以上もシリーズが続くのだろうか?

→他の戦隊も見てやろうじゃん!!
→ボウケンジャー視聴→タイムレンジャー視聴→ゴーオンジャー視聴中。
→戦隊シリーズ面白い!!O(≧▽≦)O ←今ココ

まあ、こうやって戦隊シリーズの面白さがわかったのはゴセイジャーのおかげです(^o^;)。



そうそう、ゴセイジャーを見ながら「どうやったら面白くなるか?」とか考えながら見るのはいい頭の運動になりました。
そういうのも良かったです。いい反面教師というか。

他にも・・・、
シリーズ全部見てクラスター分析とか統計かけたら面白そう!
『時代の変遷における戦隊シリーズの位置付け(仮)』とか論文書いたら面白そうだよなー。景気とかGDPと売上とか法制度とか比較して。

とか阿呆な向上力というか妄想も湧いたりして。


作品としては、面白くなかったけど、作品をどう見るかという点では面白い作品だったという・・・・それが結論かな?