フィーバーアストロンⅢ(三共) | 懐かしのぱちんこ名機列伝

フィーバーアストロンⅢ(三共)

■大当り確率245分の1


三共のデジパチと言えばかつてはドラム機であり、フィーバーパワフルⅢ の大ヒットで液晶機も

数多くの名機が登場しています。


しかしドット・セグ系のマシンで思い出すのは・・・といわれると直ぐに思いつく機種は出てこないの

ではないでしょうか?


フィーバーザウルスⅡ で初のセグマシン(正確には初のドラム機以外のデジパチ)を登場させた

ものの、当時はドラム機と並行して開発されていた為、いずれもがマイナー機で終わってしまっ

ていた為です。


開発の主力が液晶機に移行するまでは、メーカーもかなり試行を凝らしていたらしくこの時期は

結構セグやドット機も登場していたのですが、ホールも主力というよりは、おまけ的な導入が多か

ったせいかも知れません。



・・・というよりは、当時はどのホールにもドラム機が設置されており打つ方も「三共のマシンなら

ドラムの方を」という感じでしたからね。



「ドラム=三共」というブランド力が、皮肉にも足を引っ張る結果となってしまっていたのです。


その為か、登場する台はいずれも差別化を図るべく非常に凝った表示方式を採っており、この

台も当時としては最新の液晶蛍光管を用い、セグだけでなく宇宙をイメージした背景には惑星や

宇宙船が動き回るという演出が組み込まれています。



セグ系デジパチとしてはヒットした部類に入るのでしょうが、その理由は表示方式に人気があった

からではなく、同時期に登場したフィーバーマキシム が大ゴケした事が原因だったりしますが・・・・



実はこの台、中身はマキシムと一緒だったりするのです。


鳴り物入りで登場したマキシムが思わぬ苦戦を強いられる中、同様の連荘性を持つこちらの方に

注目が集まったというわけですね。


しかしながら、直ぐに代替機としてフィーバーレジェンド が登場した為、それもほんのわずかな期間

でしたが・・・・・