バレリーナ(平和)
新要件対応機として平和が最初に登場させたのがこの台です。
画像が小さい為わかりにくいですが、盤面右側に91NEWバージョンの
ロゴが入っています。
役物に入賞した玉は円盤状のステージをゆっくりと回転し続け、勢いが
なくなると、内側の回転体で振り分けられます。この時、Vのポケットに
玉が入賞すれば、下部のデジタルランプが作動を開始し(1~8)、5以上
で停止すれば権利獲得となります。
見た目と違い実際は5分の1の抽選だったわけですが、2回目は100%
当るようになっていました。
他社はデジタル重視のスペックで開発を進めていましたが、平和はあく
までも役物を重視していたようで、その後も玉の動きが楽しめる機種を
登場させています。
しかし、このバレリーナは2回目の権利発生に予想外に手間取る事も
多く(回転体の振り分けがかなりシビアであった為)、1回目の出玉を半
分以上飲まれる事も多々ありました。
従って、2回目の権利は店側が手で入れてくれるところもあったのですが、
それが逆に通常時の入賞率を落とすという結果になってしまったのです。
その後、後継機の「ゴールデンバレリーナ」が登場した時は、2回目の権
利中は回転体の動きを逆転させるというアイディアで、この欠陥を改良す
る事に成功しています。
しかし、権利終了後5回転の間は回転体が逆転したままという連荘促進
機能により、入賞率ではなく重視されたのは出玉だったようです。
数多くの入賞を楽しむという本来のスペックが失われた事からもわかる
ように新要件の登場は権利物を、遊べるジャンルから、ギャンブル性重
視のスペックへの変貌を物語っていたような気がします。
■おまけ
*nobさんのブログ から転載しています