ビッグロータリー(京楽) | 懐かしのぱちんこ名機列伝

ビッグロータリー(京楽)


デジタルに頼らない役物だけの権利物。


仕組みがわかりにくいと思いますので、順に紹介して行きます。


・天下のでっかい穴に玉が入賞すると、そのまま下の役物へ進みます。


・ちょっとわかりにくいと思いますが、傾斜がついているので右→左→右と

 玉が転がり、最終的に一番下の左端に到達すれば大当りです。


・役物両端には外れ穴が開いており、通常だと全てそこに入ってしまいます


・しかし、外れ穴の更に後方には十時の風車が時計回りで回転しており、

 その羽根がちょうどアウト穴を防いでいれば、次のスロープへ進む事が

 できたわけです。


・基本的に、大当りのポイントとなるのは左端のアウト穴で、ここで玉がちょ

 っと引っかかったり、逆に勢いが加速して一気に最後の右端へ向わない

 限り、大当りする可能性はほぼありませんでした。


スロープを進む速度と回転体の穴を防ぐタイミングが、見事なまでに一致

していましたので、イレギュラーが起こらない限りは、いずれかのアウト穴

に吸い込まれてしまった為です。


見事大当りすれば、下部アタッカー上にある風車が傾斜し、権利発生ポケ

ットに変身します。


従来の権利物と違って、ポケットに連続入賞してもパンクする事もなく、非

常にスピーディに大当りを消化する事が出来ました。


その為、出玉的には当時のデジパチ(15秒規制機)と遜色ありませんでし

たので、店によってはデジパチと同じ扱いで営業しているところも多々あり

ました。


しかし、今から考えて見ると権利物ではなく一般電役のスペックだったの

かも知れませんね(権利穴連続入賞でもきちんとラウンドが消化できたの

ので・・・)。


長らくこの機種は、豊丸から登場したものだとばっかり思っていました。


というのも、役物の仕組みが「ドリームP1」や「アメリカンドリーム」と全く同じ

だったからです。

(これで役物のイメージがわかった人も結構いるのでは?)