ネオマジックパルサーXX
【メーカー】山佐
【販売年月日】2003年7月7日
【タイプ】A500-ST
【特徴】解除確率が大幅にアップするマジカルゾーン搭載
ELビジョン第2弾。プラネットに続いて今度はパルサーのブランドを採用した頃からも山佐の
このシステムにかける意気込みが伺えました。
テーブル解除のG数が内部モードによって大きく異なっているのが特徴でして、連荘モード
ならば160Gで66%、544Gで90%は放出されるようになっています。
従来機と違って放出テーブルの範囲が広いのは、連荘機で危惧されたハイエナマシンとなっ
てあっという間に客が飛ぶという事態を避けたのだと思われます。
テーブルだけではなく自力での解除率がアップしているのですが、そのメインとなるのが、この
台の最大の特徴でもあるマジカルゾーンの存在でした。リール左側に配置されているマジカル
ランプが点灯すると、小役解除の確率が大幅にアップしチェリー成立で4分の1・オレンジ成立で
2分の1の割合でボーナス放出となります。又通常時の外れ出目でもある揃わないリプレイも、
この状態では97分の1で解除抽選が行なわれるようになります。
この結果、3622分の1の自力解除確率が71分の1にまで跳ね上がる事となり、文字通り激アツ
ゾーンとなっていたわけです。
このマジカルゾーンは通常時のチェリー成立の5分の1突入し、これがメイン契機となっています。
但し、それ以外にもマジカルゾーン間の周期(最大600G)に天井が存在し規定Gを消化すれば
強制的に突入する事となります。
気になるマジカルゾーンは20/25/30Gのいずれかが選択される事がほとんどなのですが、
実際にゾーンを抜けていてもランプの点灯とは一致していない事が多く突入契機を見定めてG数を
カウントしておくと周期を見抜くのに便利でした。
というのも、この台は連荘モードに滞在していても最大天井は1312Gとなっている為、振分け次第
では連荘モード中にありながら1000はまりという悲惨な出来事に遭遇する可能性があるのです。
この判別に一役かっていたのが、通常出目からのマジカルゾーン突入でして、ノーマルモード以上
だと341分の1(はまりモードだと682分の1)で抽選が行なわれている為、最初の連ゾーンを抜け
ても、このマジカルゾーンの突入状況で(気休め程度に)続行か否かの判断に有効だったわけです。
又、放出フラグがREGだった場合には、仮に778G以上の選択であっても強制的に777Gで解除
するお助け機能がありましたから、ここを目安に一応狙うという立ち回りも結構有効だったような・・
事実解析が発表されてからは777抜けで空いている台を頻繁に見受けたのですが、自分は実は
この777抜けの台を狙うと言う立ち回りでかなりの収支をあげさせてもらいました♪
1312Gまで約500Gありますが、実ははまりモードでもほとんどが1056Gまでに解除されるの
です。大はまりモードだとほぼ1313G以上が確定してしまいますが、最大天井は1344Gですし、
次はほぼ連モードへ移行しますから、どこで当ってもそんなにデメリットはないんですよね。
最大の問題は時間効率だったようで、他にも甘いST機やAT機がゴロゴロしている時代でしたから
この台を追いかけてしまうと、かえって効率が悪くなってしまったんですよw
自分の場合は、この台の演出にほれこんでいた為ですがいつも最初にチェックしていました。
終日打てる状況でない限り、この台は設定よりもG数で期待値を上げる必要がありましたので、
天井狙い以外でも履歴をチェックしながら滞在モードを予想して、連モード探しをしていました。
当時は解析を大体覚えていたつもりだったのですが、ほんの数年でほとんど忘れているものなん
ですねぇ・・・(汗)今回はほとんど当時の解析を見ながら記事にしました。
爆裂機全盛と言う事もあって、大量出玉の連荘機として開発せざるを得なかったのでしょうが、
この台の演出や制御でA400タイプの機種が登場していれば、ロングランでヒットしたような気が
します。というか番長があそこまで人気があったのに、何でこの台とかネオプラは受け入れられな
かったんでしょう???自分にはそれが不思議でなりません。