日本勝利の話題で持ちきりの1日でしたね。


岡田監督という人は、思い描いた成功へのストーリーを、周りの批判に屈せずに貫き通してきた強い人ですね。


日本人が勝つとしたら…というストーリーをずっと考え、ストーリーに必要な要素を引き出そうとしてきたのでしょう。


その要素はなかなか練習試合では、発揮されない種類のもので、結果はなかなかでませんでした。


この大舞台にきて、やっとストーリーの完成に必要な要素、チームの団結力や勝ちたいという執念が選手達に芽生えてきたように感じます。


岡田監督は、何を基準に先発メンバーを決めたのでしょうか。


それは、心技体でいう、心・体の強い人、特に心、気持ちの強い人、そして、当たりに負けない体の強い人ではないかと思います。


チームはワールドカップという大舞台で団結し、個々においては、心・体の強い人が特に心の強さを発揮しました。


岡田監督には、どんな時にも味方でいてくれる家族がいるそうです。


どんな批判に晒されても家族だけは必ず味方でいてくれる。


その支えも岡田監督の我慢強さの秘密だと思います。

ストーリーを完成するためには、じっと我慢する強さとすべての責任は負うという強さが必要だということも分かっていたのだと思います。


経営も同じように感じます。

経営者という指揮官と監督という指揮官は同じように思います。

成功へのストーリーを描き、完成するための必要な要素を洗い出し、その要素がうまく作用する環境を作る。

そして完成するまでの我慢と継続、周りに屈しない強さ。


監督と選手、経営者と従業員、この関係も同じだと思います。


最初から強い人間も、最初から強い組織も、最初から個々の強い心もありません。


成功へのストーリーを完成させるには、強くなろうとする努力が必要なのでしょう。


「人類の歴史の中で本当に強い人間などいない。いるのは弱さに甘んじている人間と、強くなろうと努力している人間だけだ。」

(本田宗一郎)





とんでもない所に行く一番の近道は、小さな努力を積み重ねること!