Softbankの参入により,競争が激しくなりケータイの料金プランがだいぶ変わってきました.

iPhoneの取り扱いを武器にしているSoftbankでは,契約者もトラフィック量も増加しているのに,基地局への投資よりも借金返済やくだらない光の道CMにお金をかけているため,通信速度がとても遅く,輻輳も頻繁に起こっているようです.http://bit.ly/fjPXeN 

そのため,オレは昨年カナダの姉貴の家に行ったついでに,SIMロックがされていないiPhone 4を買ってきた.

しかしながら,通信品質のいいdocomoでは,その品質を守るという名目のもと,キャリア純正発売のスマートフォン以外にspモード(iモードのスマートフォン版)のAPNに接続をさせてもらえない.

そのため,通常の契約でiPhoneを使用すると,データ通信料(パケホーダイダブル・シンプル)が10,395円かかってしまう.http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2010/05/18_02.html?ref=nr_index

パケホーダイシンプルだと仮定すれば,基本料+データ通信料が10,395円,ISP(ex.mopera)使用料が315円の計10,710円も月にかかることになってしまう.

一方,回線品質を我慢してソフトバンクでiPhoneを契約した場合,基本料980円,S!ベーシックパック(ISP)315円,パケットし放題フラット4,410円の計5,705円となる.
http://mb.softbank.jp/mb/iphone/price_plan/value_program/

つまりdocomo一台でiPhoneを使おうと思うと,SB(Softbank)の約2倍の料金がかかってしまう.

ちなみに,SBは学割で4,725円で3年間使うことが可能.

また,docomoで純正スマートフォンを学割で使う場合,6,230円となる.


さて,本エントリーのテーマ,docomoケータイ2台持ちをする場合のコスト(iPhone+future phone)の料金だが,少し裏道を使うやり方になる.

まず,前提知識として知っておいてほしいのは,docomoでiphoneを一台持ちするときのデメリットである.

2011年2月現在,docomoはMMSサーバを持っているが,docomoユーザ向けにサービスを解放していない.
(Vertu(MVNO)ユーザ向けに開放+海外MMS送信サービスに利用)
また,spモードの提供をiOS向けに行っていない.
そのため,@docomoのメールアカウントは原則iPhoneでは使うことができない.

@docomoのメリットは,他のケータイユーザとのやりとりでスパム扱いされないことである.

もう一つは家族観メール無料になること.

以上の2つが使えない点と上記1万を超える料金が,docomoでiphoneを一台持ちするときのデメリットである.


そこで,iPhoneをデータ端末と割り切ってしまう方法である.

すると,future phone(普通のケータイ)は@docomoのメールと電話の2点に,

PCメール等はiPhoneでさばくようにすることで,これら2つの役割を明確化できる.


さて,気になる料金だが,future phoneは@docomoのメールと電話の2点が出来ればいい.

オレの場合,ファミリー割引に入っているため,親の使わなかった無料通話分をもらうことができるという前提がある.

また,学生最後の年だが,学割が適用できる.

その場合,docomoの『メールし放題』プランに入れば,基本料390円+iモード(ISP)使用料315円の計705円で一か月使える.

また,iPhoneだが,こちらはファミリー割引は適用しないで,

3月から始まる『定額データプラン フラット』に入る.料金は5,460円.

また,eリビングに入ることで210円安くなり,5,250円.

それ以外にISPを契約する.たまたま実家がBiglobeの光フレッツ回線契約をしているため,FOMAのISPを315円で使うことができる(通常は525円)

そのため,docomo回線でiPhoneを5,775円で使用可能.

ゆえにfuture Phone+iPhoneを使ったとしても,基本6,480円で2台使うことができる

SB一台の場合,学割適用時は4,725円なので,大体1,355円高くなる.

学割非適用時はdocomoが6,090円

SBが5,705円なので,大体385円高くなるだけで済むのだ.




なお,docomoのデータプランiPhoneでもSMSは利用できるが一通5円かかる.また,ファミ割に入っていない為,無料通話の適用は不可能.

オレ自身,docomoにSMSの家族間無料を提案している.

また,SIMフリー時代に伴うMMSサービス開始も提案をしている.


最後に,iPhoneだけ持っても,スマートフォンはVoIP電話をサポートする体制が整いつつあるのが現状である.
VoIP電話とは,SkypeやViberやmangoのようなもの.

なので,future phoneがなくても電話はできると紹介しておく.

また,iPhoneのテザリング機能をdocomo回線で使うことができる点と,海外事業者のプリペイドSIMを現地で使うことができる点も魅力的である.