帰ってきてから随分日がたってしまったが、このイベントの準備から実施までの間で着なかった事がつもりつもって、今それを順番に片付けている最中。なかなか終わらない。。

やっと活動レポートも書き終えたので、ここでは裏話だけを紹介しようと思う。(裏も表もないんだけどね。。)

イベント自体は本当に大盛況で、参加された皆さんが喜ばれていたのが一番印象的である。ツアーに参加された方々も、一緒になって出展の方のお手伝いをしてくれていたり、この写真には田中愛子さんのご友人の方々は接客や、チキンをきったりする作業まで手伝ってくださっていた。本当にみんなを巻き添えに、みんなが支えてくださったおかげで、本当に良いイベントにすることができたと思う。


出展者の方々もそれぞれ、良いお話を頂き、「出展初めてでこんなに良いお話をもらえるなんて想像もしていなかった!」という方や、「またしても王族に声をかけられた。」という方もいらっしゃる。


この自前ブース、デザインも、印刷もこちらで用意し、協会副理事の松井の副職(本業?)のイルミネーション工房から桜の造花と、桜のイルミネーションを拝借してここに持ち込んだ。イスラーム法学者にこんなこそさせてええんかいな。。と思いながら二人でせっせと汗水垂らしながら桜の飾り付けをした。以外とセンスのよいうちの法学者のトヘル氏。学生時代にもこんなことをする経験があったそうな。私も元イベント屋なので以前はよくやっていたような事で結構苦にならない。
でも、これを見る人の中には「なんや、日本ブースちっちゃいな~」と思った人も多いだろう。そら、お隣の韓国や台湾は国家予算が十分注がれているので、大きな立派なブースが構えられていた。それに比べて日本はこの一民間のNPOがせっせと自前ブースを手作りしているレベルなんだから、国家の関心がそこにない事は明かである。というか、どこに使えばいいのか理解されていない事がよく分かる。
よく全然うだつの上がらないイベントに国家予算を使っている話は聞くが、成果が上がった話等一度も聞いた事がないのは、使用方法を間違っていることが明らかだと言える。

小さいながらもKLに桜満開ブースを出せた事は協会としては精一杯の努力であり、十分日本のプレゼンスを発揮できていたようで、次回は更に立派な物にできるよう努めるだけである。


モスクを訪れた参加者の皆様。ハラール化粧品の女社長様。初ヒジャーブ体験。
ハラールとは、という話をする際に、どうしてもイスラームとはという話をしないと入れない。しかし、イスラームとは、とはいるといきなりシャリアや戒律の話をするのは順序が間違っている。イスラームには信仰というものが最初にあり、イスラームの内面が次にある。それからシャリア(外面)である。この順序を間違えると、イスラームとは戒律だらけの面倒な宗教と捉えられがちである。また、イスラームを語る上で、すでに一般の人が持っている偏見・誤解を解く作業もまず必要である。「ハラールってあの怖い人たちのものちゃうの?」と言われる事もしばしばである。実際、未だそんな程度の理解である。

イスラーム=テロ、過激派、男尊女卑、こんな誤解がある。
誤解なので、誤っている事だけ今の時点でご理解頂けるとありがたい。
(解説はいつかのセミナーで。)

それを今回の参加者の皆様に誤解を解き、本当のイスラームとはというところに触れて頂きたかった。最後の日までには、それをご理解頂けた様子で本当にこれが一番の私にとっての収穫となった。

とにかく、今年のMIHASは日本人が多かった。
去年までは日本人は私と数えるほどの人数しかいたことはなかったのに、今年は恐らく200人はいただろう。多くは金融関係者らだ。

しばらくもうイベントはも~いい~汗、といいながらも世界中からいろんなイベントへのお誘いがくる。国内でも10月にある。やれやれ、協会にもっとスタッフがいればいいのだが、この辺りを回せるひと誰かいないだろうか。。。

協会では現在、事務1.5名、経理1名募集中!