。さすがに映画から40年も経っており,映画と比べると声自体は若くないが,ゲーム内のボンドはもちろん若いままだ。声とのギャップは多少あるが,それほどの違和感ではない。  ゲーム内で描かれているのは,映画をベースにした栁骼鋺橄陇蛭杼à趣工胛镎Z。基本的には映画追体験型の作りになっているが,ゲームオリジナルの要素も盛り込まれている。  潜入ミッションでは,背後から敵に静かに近づいて倒せるなど,「メタルギア」シリーズっぽいシチュエーションもあり,なかなか楽しい。こういった動きをしているボンドを眺めていると,やっぱりボンドはコネリー氏だな……なんて思ってしまうのは,中年ゲーマーで中年映画鑑賞家の筆者だけなのだろうか。  射撃に関しては,部位ダメージという概念も用意されているため,腕や武器を狙って相手を丸腰にしてからヘッドショットで始末するといった,スパイの非情さを満喫(,ドラゴンクエスト10 RMT?)できる残忍な攻撃も可能だ。  お約束のカーチェイスや4人同時のマルチプレイにも対応。さらに背中に装着すると,地上から空へ舞い上がれるジェットパックもたまらない。  さらに,特典としてコネリー氏のインタビュー映像が収録されているなど,007ファンならぜひ手元に置いておきたい一本となっている。  ただ,日本語吹き替えが収録されていない箇所があることや,シングルプレイのボリュームが物足りないのは残念なところ。とくにオリジナル要素が薄いのは,ゲームならではの展開を期待して本作を遊ぶ人にとって,少々肩すかしかもしれない。  本作の脚本を手がけているブルース?フィアスティン氏は,ピアース?ブロスナン氏版の007の映画&ゲームの脚本家でもあるのだが,アイオン RMT,彼が生まれたのは1956年。映画版のロシアより愛をこめてが公開された時点で,たったの7歳だ。ひょっとしたら,こうしたことが原因で,作中で描かれている時代が世代的にちょっと合わなかったのかもしれない。  最後にちょっとしたトリビアを。本作の音楽を担当しているのはは,海外テレビドラマ「スーパーナチュラル」で有名な,クリストファー?レナーツ氏。007のゲーム化権は,本作を最後にActivisionに移ったのだが,Activisionの開発陣は本作の音楽をたいそう気に入っていたらしく,ゲーム版「007/慰めの報酬」でも彼を起用している。  また,ゲーム版ゴッドファーザーIIの音楽も,レナーツ氏によるものだ。  さて,7回にわたってお届けしてきた007のシネゲー特集も,いよいよ次回でラスト
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