Bossa meets AOR♪ | hh*garage: tidbits

Bossa meets AOR♪

最近は暇があると(. . . と言っても、記事の更新を見ていただければほとんどないことがおわかりいただけると思いますがあせる)、レコード屋か楽器屋をまわることが多いのですが、ネットで色々見るよりも、やはり実物を手に取ってみると色々な発見があるものです。

前回の旅行の時にたまたま立ち寄ったレコード屋で物色していると、なんだか良い音楽音譜がかかっていて(ちなみにかかっていたのは"Lost in Love"だったのですが、どうも演奏がAir Supplyではない!と)、自然にその「オススメ」のコーナーに吸い寄せられていきました。一緒にいた後輩がそれを見て曰く、「やっぱり買ったんですねにひひ」と。見抜かれてしまいました. . . 。まあ、まあ、そんな宣伝に簡単にのせられやすいことは置いておいて、こちら。(こっそりですが、今年一番の掘り出し物だと思ってます)

Milk Bossa Loves AOR (2008)


© Flavour of Sound Ltd.

ライナーによれば、ボサノヴァの創始に関わったジャズ・ギタリストである、ホベルト・メネスカル (Roberto Menescal)のファミリーを核としたメンバーが、AORの名曲をカヴァーしたという、まあ、かなり「ツボ」なアルバムで、レコード屋で聴いた瞬間に「きた~っ音譜と思ってしまいました(あっ、別に「あの」モノマネではございませんっあせる)。ちなみに、"AOR"とは、"Adult Oriented Rock"の略。訳せば「大人向けのロック」ということ。日本でできたことばだと言われてますけどね。

ところで、有名な曲をボサノヴァでカヴァーするというアーティストは以前にも見かけましたが、例えば、良くできていたなぁというのは、テイ・トウワのSound Museum (1997)に入っていた"Private Eyes"。オリジナルはもちろんHall & Oatesの名曲です。ちょっと想像がつかないかも知れませんが、かなり完成度は高いですよ。これもオススメです。

その曲を聴いて以来、「なるほどカヴァーでもそういう手があるのか」と感心していましたが、ここに来て全曲がボサノヴァによるカヴァーというこのアルバムに出会ったというわけです。

さっそくどんな曲が入っているかというと、ハイ、こちら。

01. What You Won't Do For Love [Bobby Caldwell] - Marcela Mangabeira
02. Baby Come Back [Player] - Monique Kessous
03. Arthur's Theme (Best That You Can Do) [Christopher Cross] - Marcelo Resende
04. Just The Two Of Us [Grover Washington Jr.] - Marcela Mangabeira
05. I've Never Been To Me [Charlene] - Rachelle Spring
06. What A Fool Believes [Doobie Brothers] - Marcelo Resende
07. Sweet Love [Anita Baker] - Luiza Fernandes
08. One More Night [Phil Collins] - Paulinho Loureiro
09. Lost In Love [Air Supply] - Marcela Mangabeira
10. Hard To Say I'm Sorry [Chicago] - Marcelo Resende
11. Lovely Day [Bill Withers] - Paulinho Loureiro
12. All By Myself [Eric Carmen] - Rachelle Spring
13. We're All Alone [Boz Scaggs] - Luiza Fernandes

という、まあ豪華な13曲。良いでしょ、これ。ちなみに、旅先で買ってさっそくiPodに入れようとしたところ、まだGracenoteには登録がなかったので、全部入力して送信しました。一応、わかりやすく曲名の後にはオリジナルのアーティスト名を入れてあります。せっかくの旅先で何やってるんだという感じですけどねあせる

肝心のアルバムは、のっけから、まあゆる~い感じで始まって、全部聴き終わる頃には良い意味でまどろんでしまいそうなぐらい、優しく緩やかなボサノヴァで、本当に良い気分ニコニコ。究極になごみますDASH!

個人的には、やはり9曲目の"Lost In Love"と、4曲目の"Just The Two Of Us"、それから7曲目の"Sweet Love"あたりが結構気に入ってます。オリジナルが良いのはもちろんですが、このボサノヴァのカヴァーも「かなりグッド!です。あっ、もちろん他の曲もかなりよくできていて、まるまる一枚通して聴けます。そうそう、ボサノヴァを初めて聴くという人にもオススメです。

そういえば、このアルバムはシリーズになっていて、例えば、80'sのカヴァーもありました。こちらも今度聴いてみようと思ってます。

ということで、忙しくて話題がないときの?音楽ネタ。でも、決してごまかしではなく本当にオススメですのでパー