もう1つのLightfootは,OCZ製のUSB 3.0対応外付けSSD「Enyo」の筐体を採用しつつ,KilimanjaroプラットフォームによりPCIe 2.0 x4接続を実現したSSDとなる。ThunderboltのPCIe 2.0 x4リンクを筐体内で2レーン×2に振り分けることでRAID 0構成を取り,性能向上を図っているのが特徴だ。 容量ラインナップは128GB,256GB,512GB,1TBで,価格は1GBあたり2ドル。つまり,128GBモデルでは256ドル,1TBモデルでは2000ドルで,DQ10 RMT,一般的な2.5インチSSDと比べるとかなりの割高感がある。OCZでは,「(PCIe x4接続型SSDたる)『RevoDrive3』と同等の性能をノートPCでも利用可能になる」として,Lightfootを売り込んでいく計画という,ドラクエ10 RMT。 LightfootのThunderboltインタフェース(左)。ハブ機能は持たない。右の写真で中央に見えるのがIntelのThunderboltコントローラだ。ほかに特別なコントローラは見当たらなかった。なお,Thunderboltコントローラは2つのPCIe x2インタフェースに分岐され,それぞれKilimanjaroベースのNANDアレイに接続されるが,右の写真でIntel製コントローラの上に見えるのが,そのためのインタフェースコネクタである OCZは,Kilimanjaroプラットフォームを採用したPCIe miniCardソリューションも開発中 同社でマーケティングを統括するAlex Mei上級副社長兼CMO(Chief Marketing Officer)は「高価なRAIDコントローラやブリッジチップを搭載することなくPCIe対応SSDを構築可能だ。また,エンタープライズからコンシューマ製品まで,同じファームウェアやソフトウェアを利用できるため,開発サイクルも短縮できる」と,Kilimanjaroプラットフォームの利点をアピールする。 2.5インチSSDの低価格化も加速TLC NANDでSSDはさらに安くなるか 一方,一般ユーザー向けとなる2.5インチSSDで性能面のキモとなるのが,Indilinxの次世代コントローラ「Everest 2」だ。 Everest 2は,Indilinxの第2世代Serial ATA 6Gbpsコントローラとして,2Xnm世代のプロセス技術を用いて製造されるNANDチップの書き換え寿命を引き延ばしたり,性能を引き上げたりすべく設計されたチップで,最大読み出し性能550MB/s,最大書き込み性能500MB/sを実現するとのこと
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