SoftbankがiPhoneを自由にマーケティングできない理由と訳 | 恩田フランシス英樹 の VelVet Society / Hideki Francis Onda's VelVet Society

SoftbankがiPhoneを自由にマーケティングできない理由と訳

恩田フランシス英樹の日常


top :
Kremer K3 Porsche Le Mans 1980 Apple Computer(Apple入社時に社員から頂いた大事な物)

left to right :
iPhone 1st Generation
iPhone 2nd Generation (SIM Free HK) with Guilty Black Swarovsky Elements
iPhone 2nd Generation (Softbank Japan) with Mophie JuicePack

理由:Apple社自社Guidelineから外れる物は認めないから。非常に厳しく狭き門のGuidelineに適合する提案を考えるのは至難の業。キャリアが提案する広告はApple 哲学と反する物が主流になる。それもしょうがない。AppleはFerrariのようなMarketing CompanyでSoftbank は Sales company. 水路の所有者は船のデザイン、機能やサイズに口出しできない。また複数の水路を選べる場合、価格決定券は船に有る。

訳:Apple社が厳しいGuidelineに基づき外部パートナー決め結果が今テレビで流れているSoftbankの¥広告だ。0円とは出さずジェスチャーで小さくなる¥マーク。さぞかし過去のキャンペーンのようにSoftbankは「0円」を出したかったと思う。これではApple社のイメージは潰れる。Apple社はFerrari社のように神秘とミステリーに包まれた会社のイメージを大事にしたいと考えている。Minimalismを手法とするApple社の広告、宣伝、キャンペーンは最小限のビジュアルと文字、音声で構成される。Ferrari社の広告宣伝費は0円だそうだ。しかし高額なキャンペーンは常にF1で行っている。Apple社もFerrari社と同じで何かに参加するのであればDOMINATE(支配する)する事、できなければ参加しないと言う事。展示会最大のブースサイズとコントラクターズチャンピオンは同じ考えから生まれる。

支配できるとわかればドンドンいく。今のSoftBankのテレビCMは他のキャリアーが宣伝できない豊富なアプリを武器にしている。これが正しいと思う。セカイカメラ等Innovativeな日本製ソフトが増えればiPhoneは必ず日本でDe Facto Standardになり得る。

0円と最終兵器を出したSoftBank、着実にiPhone ユーザーは増えると思う。携帯でTwitterやFacebook等をフルに利用したく思う人が増えている。RIMやNokiaでもソフトが有るがiPhoneの方が同じ携帯アプリでは機能が多い。またiPhoneアプリはスムーズで早い。セカイカメラに見る新技術はiPhoneで発表される方が圧倒的に多い。週末車がパンクした時、現在地をJAFに伝えるとき助けてくれたのはGoogle MapとiPhone。歩き回ったが何処にも住所表記はなくカーナビでも住所を特定できなかった。iPhoneだけが早く正確な所在地を出してくれた。