暫定タイトル:夢のある話 | ★総本宮★ HEX大社

暫定タイトル:夢のある話

■夢のある話


近頃はネガティブな話題が多いので少し気分を変えて明るい話題について書いてみたい



◆沖縄で見つかった、石油を作る藻「オーランチューム」の工業利用を

  筑波大学チームが特許申請



生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見】と一斉に報じられたのが、2010年12月14日である

以下のその報道内容



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★総本宮★ HEX大社

藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。


 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。


 球形で直径は5~15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、10~12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。


 研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。


 炭化水素をつくる藻類は複数の種類が知られているが生産効率の低さが課題だった。


 渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。


 また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある。


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研究グループの試算では、深さ1mのプールで培養すると1ヘクタールで年内約1万トンの重油を作り出せるということで、仮に2万ヘクタールの生産施設にすれば日本の輸入石油量に匹敵するということなのです


2万ヘクタールの生産施設は、かなり広い土地だけど、日本の耕作面積460万ヘクタールからみれば、たったの0.5%以下です。

各地でつくれば、日本は産地国の仲間入り。

この原油さえあれば電力発電が十分可能です


経団連会長が「国敗れてソーラーあり」と脱原発・太陽光発電の件を現実味が薄い愚策だと批判しました

実際、現状の技術では東京23区全体にソーラーパネルを敷き詰めても原発1基分の電力しかまかない。

日本には現在54基の原発がある。

それを補うには日本中をソーラーパネルで覆い尽くさねばならないわけで、現実味などない

太陽光発電住宅がどれだけ増えようが、実効性は殆どないわけですから、まだ「石油を作る藻」の方が現実的です


昨年末の報道以降、音沙汰がないのでどうしたのかと思ってました

一部では、産油国・石油業界の圧力や石油メジャー・米国の圧力説もあって、潰されたかと思いきや

.....最近特許申請していたということで、ビックリ


だが問題は量産法や最適な抽出法などの開発が必要なため、本格的な商業生産には10年程度かかるとみていることなんですね


日本は緊急事態です。何とか10年を5年程度にできないか?

宮城や福島には津波で作付けできるかどうかわからない水田が1万5000ヘクタールもある

これを使う手立てはないのか?

そう思いますね


動画もあります


石油をつくる奇跡の藻


http://www.youtube.com/watch?v=ns6Mg1yN0So&feature=related


未来ビジョン『藻で日本が産油国になる?!注目のバイオ燃料!』
http://www.youtube.com/watch?v=BOAtyV3DZl8&feature=related





■燃える氷、メタンハイドレート、2012年末日本で試掘


政府は2012年度末にメタンハイドレートと呼ばれる海底資源から天然ガスを産出する実験に乗り出す。

今年度末に掘削に着手し、12年度末に数週間かけて実施する。海底から産出に成功すれば世界初となる。

東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて天然ガスなどの安定確保の必要性が高まっており、政府は18年度までに産出技術の確立を目指す。

産出試験は和歌山県沖から静岡県沖にかけての「東部南海トラフ海域」で行う予定


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メタンハイドレートとは、メタン分子を閉じ込めた水分子の固体結晶である
水分子にメタン分子が入り込み氷状の結晶になっていて、水素吸蔵合金を思わせる。
メタンハイドレートは、10℃、76気圧以上の温度圧力で分解させないが、常温常圧では分解し、体積で160倍ほどのメタンガスと水になる。
メタンハイドレートからメタンをとりだすためには、温度を上げる・圧力を下げる・分解剤を使うなどです

日本近海の地下には豊富存在するとされ21世紀のエネルギー資源として期待されています
海底下の堆積物中のメタンハイドレートに対する研究は欧米に限らず全世界の関心と期待の中で進められ,資源としてのメタンハイドレートに対する新たな知見が得られてきた

各国で採掘法などが研究されていますが、日本の研究が現状では世界最先端といわれています
しかし実際の行動では中国や韓国に遅れつつあります。

世界最大の埋蔵量と言われる日本では、政府、東京ガス、三井造船、三菱重工、日立製作所、新日本石油などが、すでに研究開発に取り組んでいます
実用化すれば日本のエネルギー問題はほぼ解決するとも言われており、燃焼しても炭酸ガス排出が少ないため、地球温暖化抑止への切り札とも言われます

メタンハイドレートの特異性と技術的困難度

天然ガスをハイドレート化
(NGH)
一般にLNGは、―162℃という超低温での輸送・貯蔵が必要です。
メタンハイトレードにも同様にハイトレード化技術で、輸送・貯蔵が必要とされてます
この分野ではロシアなどが豊富なデーターを有していると言われます

メタンハイドレートは海底に露出している地点もありますが、主に水深500mから2000mの海底のさらに地下数
百mに存在しています。
そのような高圧低温の環境で水とメタンが少しずつ結合してメタンハイドレートとなります。
そこでは潜水服ではとても歯が立たない水圧がかかっていて、地上の鉱山のように人間が採掘設備設営などをすることはできません。
潜水艇のロボットハンドでも小さな塊をサンプルとして回収するのが精一杯です。
また高圧低温という条件が崩れると急速にメタンを放出しながら融けてただの水になってしまいます。
なので、遥かな海と地の底から非常に素早く引き上げる必要があります。

石油は液体で、しかも周囲から高い圧力がかかっているので回収しやすいです。
しかしメタンハイドレートは固体で、しかも石油ほど高い圧力がかかっていません。
なので、固体のまま回収するのではなく、一度気化させて回収する方法が考えられています。

開発進捗状況

経済産業省の検討委員会がメタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムを立ち上げました。
そこでは資源量評価分野、生産手法開発分野、環境影響評価分野、に分けて研究が行われています。
期間的には3つのフューズに分かれていて、
フェーズⅠ(2001年度~2006年度)では有望な採掘場所・試験地の選定、
フェーズⅡ(2007年度~2011年度)では、採掘試験の実施・環境影響の評価など、
フェーズⅢ(20012年度~2016年度)では商用利用のための採掘技術・経済性の評価、を行う予定です。

危険性の指摘

メタンは“ CO2排出量/燃焼エネルギー ”が炭化水素化合物の内では最も少ない。
( 少ない順に並べると、メタン→エタン→プロパン→ブタン の順。)
つまり同等のエネルギーを得るためなら、他の燃料を燃やすよりはCO2排出が減らせる。
故に温暖化対策としても注目される

しかし、一方で、燃えないまま大気中に放出されるとCO2の25倍(!)の温室効果をもたらす。
牛の「げっぷ」の中に含まれるメタンガスが地球を温暖化させてしまうので、牛の「げっぷ」を止めようなんて本気でやってる\国もあるほどです
メタンハイドレートは諸刃の刃です。

ゴア前米国副大統領らが懸念しているのは。メタンハイドレードの自然融解。

地球温暖化の結果、海水温が上昇すると極地や深海海底でのメタンハイドレードの自然融解が加速する。
発生したメタンの温室効果でさらに温暖化が進み、海水温が上昇してさらにメタンハイドレードが融解する...
こうなると、まさに温暖化スパイラル。
灼熱地獄で作物は飢饉。極地の氷が解けて、世界的に水没現象。
異常な多雨水害などに加え、ハイパー台風発生.....風速80m超・100m超の殺人台風連発となる
日本近海が高温となれば、近海で台風が発生し、防災体制に入るまもなく、あっという間に上陸して相当な被害が出る(これは、最近の高温化で実際起こってます)

2億5千万年前には、この現象が実際におこり、大量絶滅をより深刻なものにしたという説もある
こうなると平地は水没、住む場所と食料を求めて壮絶な戦乱発生となる


以下作成中