こんばんは

シンプソンです

全国的に あたたかかったようですね

富良野も 夕べは 深夜12時に プラス 10.7度

暑くて 寝苦しい夜でした‥

ふとんも 気分も 真冬仕様‥ 一枚一枚 脱いだり はいだり たいへんな夜でした

冬眠中の 森のくまさんも びっくりしているのでは と 心配です



はい‥


きょうは ネタがないので 北海道の方言について また お届けします

わたしが 北海道民の 人柄が 凝縮されていると 感じる言葉シリーズ



① なんも


使用例 ① 「このまえ メロンごちそうさま。 おいしかったー。」

「なんもさー」


(「どういたしまして」 でもなく お礼いわれるようなこと なーんにも してないよ 的な 「なんも」)



使用例 ② 雪道で タイヤがはまってしまい 近くの農家の人に トラクターで ひいて助けてもらったとき

「ありがとうございました。 こごえ死んじゃうところでした」

「なんも なんも」


(「どういたしまして」 より もっと気さくな 礼にはおよばんぜ たいしたことないぜ 的な 背中で 語っちゃう雰囲気もある 「なんも」)


使用例 ③ 「市民劇団で イケメン役に なったんでしょ? はまり役だね」

「なんもだよーーーーーーー」


(てれかくしな 謙遜の 「なんも」)



使用例 ④ 「さいきん しごと いそがしいんだって?」

「なーんも 」


(謙遜に 「心配しなくても 大丈夫だよ」 の 「なんも」)


使用例 ⑤ 「きのうは 失敗しちゃって すみませんでした‥」

「なんもだべさー」


(「気にしなくても いいよ」 と 「はげまし」 の やさしい 救われる 「なんも」)



基本は 「どういたしまして」 より もっと謙遜した そして気さくな 感じです

究極は 「お礼を 言われることなんて なーんも してないべさー」 「謝ることなんか なーんも してないべさー」と いわんばかりの 助け合いや 寛大さも 含まれているのです

また さらには 相手に 気を遣わせないように という 気遣いも はいっているのです

そして ちょっぴり 照れ屋な 部分


富良野の日常にも 「なんも」 は あふれています


「なんも なんも」 と いわれると 気分が ほっこりしたり 救われたり 安心したり

そして わたしも 「なんも なんも」 といえる人に なりたいと 思ってしまうのです


「もったいない」は 世界の 「MOTTAINAI」 に なっています

わたしは この 「なんも」 があれば お隣同士のいざこざ 親子の確執 さらには 世界中の紛争が なくなるのでは と思ってしまうのです


「 NANMO NANMO 」

そんな日が くると いいのにと 願わずには いられません‥



ここで 春が近いと 感じる カラマツ林を

富良野『へそ祭り』臨時ブログ


さて 続いて

② ゆるくない


使用例 ①

「 この坂 上がるの ゆるくないねぇ‥‥‥」

「 そうだねぇ ゆるくないねぇ‥‥‥」


使用例 ②

「 収穫作業って かがんで 腰が痛くないですか?」

「 ゆるくないけど おいしいって みんなが 言ってくれるから がんばってるんだよ」


これは 「きつい」 「たいへん」 です

でも 「きつい」 って いってしまわず でも ゆるいわけでもないので 「ゆるくない」

「きつい」 って いってしまうと 感覚的に 最上級だったんでしょう


最上級だと 泣き言みたいでもあり ぐちっぽく なってしまうと


①の パターンは ぐちではなく 苦労をいっしょに わかちあえる的な 感じです

②の パターンは 「心配してくれてありがとう」も含めて そして 「心配してくれなくても大丈夫だよ」 の 奥ゆかしさたっぷりな 「ゆるくない」


「きつい」 って 言ってしまうと 相手は心配してくれたり 気を遣ってくれたりするんじゃないかと

そして 自分も 泣き言なんか言いたくないと


それで 「ゆるくない」 で ちょっと ゆるめに


この 感覚 だいすきです




また きょうも 富良野の 日常でよく聞く わたしが だいすきな 北海道弁を おだってご紹介してしまいました

みなさんの 「なんも なんも」 を



期待している 自分が 恥ずかしい‥‥






それでは みなさま

すてきな 週末を!!