更なる戦い Unfair (41) | Across The Border (国境を超えて)

更なる戦い Unfair (41)

MASAの借金の取立て屋との戦いは
東京に出てから6年間もの間ずっと続く。


しかし、MASAには、取り立て屋を遥かに上回る、

精神的苦痛を与える相手が現れる。


MASA: 僕を取立て屋以上に追いつめたもの。。。
     

・・・それは「行政」でした・・・


東京に出てから、MASAはそれほどの時間をかけずに、
夜のシナジーから生み出した多額の収入を得るに至る。


当然、収入にはそれに見合った

「税金」を支払わねばならない。


しかし、、、

MASAは収入のほとんどを
債務返済にあてなければいけないために
税金など払えるわけがなかった。


MASA: 何度も!何度も!!何度も!!!
      その事を行政に説明しました。。。

 

      泣きながら話した事もありました。(苦笑)

      でも 行政は一向にそんな事は取り合ってくれない。。。


      これが 日本社会の現実でした。


減り続ける実家の債務に反比例し、
今度は行政への滞納税金が

膨れ上がっていったのだ。


MASA: つまり債務が終わっても、
      今度は別の債務が永遠に続くのではなかろうか!?


      という恐ろしい脅迫観念が、
      僕の心を覆っていきました。。。

      今も、役所に行く事が本当に辛い。

      この時から20年がたっても、

      このトラウマは決して!無くなりません!!


少し、世の中の仕組みを知っていれば、
MASAは自己破産という方法で、

借金から逃れる方法もあった。


そしてMASAが会社を作って税金対策をすれば、
税金にも追われないで済んだかもしれない。


取立て屋はそれをMASAに決して教えない。

ましてや行政は、何もしてくれない上に、彼を精神的に追いつめた。。。


20歳そこそこで、たった一人で生きているMASAは
6年もの間、世の中の「裏と表」から、ひたすら精神的なリンチを受け続けた。



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