フロムA Synergy(21)
さて、MASAは要領の悪い仕事をやめる。
ある時点で、考えつくのだ。
MASA: ん?効率の悪い日雇いの仕事ではなく、
「行ってみたい!」と考えている
(夜の)飲食店で仕事をしてみたらどうだろうか?
そうしたら、雰囲気も味わえるし、お金にもなる、、、
と単純に考えてみた訳ですね。(笑)
とにかく手当たり次第、効率の良い仕事を
片っ端からこなしていたMASAとって、
掛け持ちのアルバイトの面談に行くのは
日常的なことだった。
緊張も何もなく、積極的に行くことができた。
時はバブルの時代。
MASA: 当時の「フロムA」は、今でも覚えていますが、
電話帳並みの厚みでしたね!
ちまたにはフリーターといわれる若者が多く、
とにかく雇用に満ち満ちてていたという。
正社員より、フリーターの方が
稼げてしまう時代でもあった。
フリーターというのは、バブルの時代にできた
和製造語。
「フロムA」は1982年創刊のアルバイト情報誌。
「ナイトジョブ」というコーナーがあり、
そこに記載されている店にMASAは面接に行く。
田舎から出てきた少年が
これから、いきなりバブルの東京を経験する。
ブリーディングハート Photo by Ann