3886号「嫉妬を克服する法」



砂辺光次郎

講義録3886号

(2015/2/26)


(以前書いた記事ですが、読まれる方が非常に多いので、加筆修正のうえ、再び記事としました。


読者の皆様に、感謝申し上げます。)


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今日のお話の要点をまず書きます。



1、嫉妬する対象は、ほとんどの場合、実は、本当は、自分の理想なのです。


たとえば、ある女性に嫉妬しているとしたら、それは、その女性が、自分の本当の理想なのです。

自分の心の正直になると、そういうことがわかってくると思います。


2、そして、その対象を、嫉妬し続けているかぎり、自分は、いつまでたっても、その理想に近づけません。


夢は実現しないのです。


3、夢を実現する最良の方法は、その嫉妬の対象に、嫉妬することではなくて、その人を「ほめたたえること」なのです。


その人を「ほめたたえること」によって、自分の本当の夢が実現しやすくなるのです。


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以上が、今日の話の要点です。


一言でまとめれば、

「嫉妬するより、ほめる方が、夢は実現する」



ということになります。


(以上が、要点です。)

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(質問に対する、ご返事)


 金持ちに嫉妬している限り、豊かにはなれません。

なぜなら、金持ちに嫉妬していると、金持ちを否定することになります。


だから、金持ちには、永遠になれません。

 同じように、美しい人に、嫉妬すると、永遠に美しくなれません。



 というのは、美しい人に嫉妬していると、美しいことを否定することになり、無意識が「美しいことはいけない」という命令を受けてしまうからです。



 無意識は自分と他人の区別がつきませんから(ここは大事な理論ですよ!)、自分自身も永遠に美しくなれないのです。



 ですから美しい人に嫉妬している人は、嫉妬するのではなく、あこがれるのがいいと思います。



裕福な人に嫉妬している人も、裕福な人に嫉妬するのではなくて、あこがれるのがいいと思います。



 成功している人に嫉妬している人も、嫉妬するのではなくて、あこがれるのがいいと思います。



 自分が、「こうなりたい」と思うような人に対しては、「あこがれる」ことです。



さらには、ほめたたえることです。



 そうすれば、裕福にもなれますし、美しくもなれますし、成功もするわけです。


 自分の理想を、実現できるようになるのです。




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 この事に関して、質問がありました。


 「私は、どうしても嫉妬してしまいます。

 

 嫉妬するのが、もう、習慣になっているのです。」



 こういう質問でした。


 これは質問された方だけでなく、私も含め、ほぼ百%の人がそうだと思います。


 その場合は、「いいなあ」と思う人に対して、



 「あなたはすばらしい!」、「おめでとう」



 と、まずは、口に出してしまうのです。



 それがいいと思います。


まず、口に出してしまうのです。

 そのように言葉に出していくうちに、心も、「ほめたたえる」心へとシフトしていくものです。


 「まずは、言葉から」、


 これがいいと思います。


(以上です。ありがとうございました。)



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