3704号「反省で、過去の罪は消える。人生をやり直すことが出来る。」
砂邊光次郎
講義録3704号
(2014/8/26)
ご訪問、心より感謝申し上げます。
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反省で過去の罪は消えるというのが、人間を理解する、究極の悟りのひとつであると思います。
人間は、本当に、これで救われているのです。
すべての人間を救わんとする、神仏の慈悲がここにあると思います。
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人間は、死んであの世に行く前に、映画館のようなところで、自分の一生を、さーっと観ると言われています。
臨死体験した多くの方が、そうおっしゃっていますので、確かにそうだろうと思います。
そして、そのとき、先に亡くなっている、友人・知人・親類縁者・恩師などが、一緒に観るそうなのです。
そうすると、私たちが隠していた悪いことも、どんどん見せられるわけです。
「あー、恥ずかしい」と声に出すかもしれません。
恥ずかしくて、明るい世界に行くことができず、自ら、暗い世界に行く人もいるかも知れません。
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しかし、悪いことをしたとしても、生前、本当に真心から反省したならば、
悪いことをしていた過去が、消えていく、という真実があるのです。
さらに反省が進むと、黄金色に光ってくるとも言われています。
そうなると、死後自分の一生を観ても、明るい気持ちで観ることができるようになり、自ら、明るい世界へ行くことができるようになるわけです。
明るい世界とは、天国へ行く、ということを意味しています。
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生きているうちに、反省することは、非常に、大切なのです。
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ここで、反省に関するメモを記しておきます。
「A氏のメモ」
15年ぐらい前、自分をふった女性がいた。
その女性は、自分をふったけど、ふった女性の方が、本当は、もっと、心傷ついていたはずだ。
その女性が、その後、そのときの心の傷を負ったまま生きているのかも知れない。今だに結婚していないと聞く。申し訳ないと思う。
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「B氏のメモ」
英会話教室に行く途中、遅刻しそうだったので、急いで歩いていた。
途中、老人が倒れていた。
私は、顔をそむけて、そのまま通り過ぎた。
寒い冬だったから、あの老人、亡くなったかも知れない。
それを思うと、ぞっとする。
今でも、あのときのことが、頭をよぎる。
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「Cさんのメモ」
私は、部下に冷たくしている。みんな、私をイヤだろうな、と思う。私は、ねちねちと、みんなをいじめている。
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「D氏のメモ」
妻を苦しめてきた。妻を幸せにできないでいる。結婚するとき、多少ウソをついた。そのため、妻が、つらい思いをしている。申し訳ない。
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「Eさんのメモ」
私は、言葉がきつい。
私のきつい言葉で、多くの人の心を傷つけてきた。
まじめに働いている人の心を傷つけ、家族の心を傷つけてきた。
私の、きつい言葉のために、十年、二十年と、傷ついている人が何人もいる。
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「F氏のメモ」
私は、40歳過ぎても、まだ、両親を、苦しめている。
親を悲しませ、苦しませている。
私は、人間のくずだと思う。
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以上です。
暗くなってすみません。
しかし、以上の人たちも、反省を一生懸命にすることで、今までの罪は消えるだろうと、思うのです。
そして、さらに反省が進めば、黄金色に輝いてくるだろうと思うのです。
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私たちは、反省をすることによって、必ず、幸せになることができ、
さらには、周囲の人を、幸せにすることができ、
明るい、光に満ちた日々を送れるようになるはずです。
今日の話は、どんな罪であっても、反省によって、その罪が消え、黄金色に輝く、というお話をさせていただきました。
ありがとうございました。
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