薬は病気を治さない!? | お気楽にセルフメディケーション

薬は病気を治さない!?

 このブログでも何度か書いてきましたが、「薬は病気を治すものではない」ということです。なんで?と思われるかもしれません。いろんな病気が治っているのに何故?
じゃあ、本当にその病気は治ってますか?

 例えば、高血圧の薬。お薬を飲めば、血圧は下がります。でも、薬をやめれば元の血圧に戻ってしまうでしょ?高脂血症の薬(コレステロールを下げる薬)も同じです。そう、これらの薬を飲んでも根本的に病気は治りません。風邪薬もそう、症状はおさまりますが、原因の感染症は薬が解決はしてくれません。

 じゃあ、薬は何をするものなんでしょうか?
実は、薬は症状を抑えることで、体が自身を修復することを助ける役割しかありません。病気を治しているのは、自分自身の体なのです。

 一方で、毒でなければ薬にならない、つまり薬は体にとって「毒」なのだ。毒になる一歩手前の量でよい効果を出すように調整されているのです。そんな「毒」をいつまでも飲み続けますか?

 糖尿病でも「糖質制限食」で血糖が上がらなければ、何も問題ありません。それで、膵臓が保護されて、結果的に糖尿病が治ってしまうこともあるのです。そしてアトピー性皮膚炎ですが、ステロイドを塗り続けますか?塗り続けても治ることがないのは、これまでの説明からお分かりかと思います。一時的に症状を抑えるために使うことはできます。でも、おさまった症状をそのまま維持するのは、体の働きになります。それがちゃんと動かなければ、塗り続けないと症状は抑えられないし、いつかステロイド耐性がついてしまうでしょう。

 ワセリンやプラスチベースは、薬のように体に作用をおよぼしません。とても安定な化合物なので、作用はないのです。ただし、保湿という効果はあります。物理的に皮膚を守ってくれます。ステロイドを一時的に使って炎症を抑えたら、ワセリンかプラスチベースでそれを維持するという手段はなかなか的をえたいい方法だと思います。

にほんブログ村 病気ブログ アトピー性皮膚炎へ
にほんブログ村 子育てブログ アレルギー児育児へ

にほんブログ村

にほんブログ村 アトピー性皮膚炎