40代後半で40km/h近い巡航かよ……
何故だかわかりませんが、雨が降りそうなときほど走りたくなります
そんなこんなで、今日も雨が降りそうな天気でしたが、強行の一手で出発。
しばらく走ると、前方に鍛えられた体とフォームで走っているローディが見えてきました。
たぶん37km/hくらいで巡航していたのだと思います。
「よし!やったるか」と、巡航速度を上げて追い付き追い抜くと、なんとその方は40代後半くらいの御仁であることがわかりました。50歳近くてもこんなスピードで走れるのかとビックリしました。
抜いたそのとき44km/hくらい出ていたのですが、この御仁は抜かれた後にスリップに付いたみたいで、数秒後にスプリントをして俺を抜き返していきました(たぶん50km/hくらい)
俺は無性に楽しく鳴って走りながら大爆笑してしまいました。
相手がムキになっているのを見て、馬鹿にしたわけではありません。
年齢という意味ではコッチが全然有利なはずだし、50を聞こうという年齢でもまだまだ勝負仕掛けてくる元気さがあるんだなと、嬉しいような気持ちになっちゃっいました。
俺はなんだかとってもハイになってしまって、笑いながら「急げー」とか「頑張れー」とか叫んでいました。
スリップに付かれて、その上スプリントされて抜き返されたこんなときは、ロード乗りなら自分にできることで応えなければならないでしょうね!?
そのときすでに俺の方は45km/hほど出ていたので、スプリントせずにそのスピードを維持したまま相手が落ちるのを待つことにしました。俺がスプリントしても50km/hちょっとしか出ないので、追い付かないのです……残念。数秒して相手が落ち始めたので、今度はこっちがスピード上げて無事に抜き返しました。さすがに先輩に対しては意地を見せないといけませんよね。
テンションが上がっている俺は、抜き際に左手をグッドの形にしながら「キツイですね」と声を掛けました。
御仁は笑っていました。俺も笑っていました。何故だか無性に楽しかったなぁ。
抜かれると腹を立ててしまう人もいますけど、そのときそのときの状況を笑って楽しめるのがいいですよね。イーブンコンディションで走っているワケでもないし、終わったら笑って終わりがいいです。
チャリ乗りだけがわかる意地の張り合いっていうか、そういうのって結構いいものですよね。
自分が50近くなったときのことを考えると、絶対にこの方のように走れていないと思います。
何年もチャリに乗り続けて鍛え続けているんだろうなぁと、ほんの少しのあいだ一緒に走っただけなのですが尊敬しちゃいました。
平地だったから抜き返せたけど、坂だったら全然敵わなかったりしたかもしれません。
俺上れないから、坂に行ったら自分よりずっと先輩の人たちに抜かれまくりそうで怖いです(笑)
今日はすごいものを見せてもらいました。いい日でした。
距離 101km
時間 3時間28分