服を脱ぐ前に、自分がどうなっていくのかを確かめるため、コノハは手鏡をカバンから取り出し、地面に置いた。そこに写りこんだ自分の姿はかなりネコ化していた。髭がぴょんと伸び、鼻先が黒っぽく三角になって少し前へ突き出している。
「これって、まさか……さっきのネコに?」
 生えてきた全身の毛はグレーだった。瞳も同じ色。コノハはさっき遊んだネコになろうとしていた。
「えぇー、何で? どうして……ああんっ!」
 胸のあたりに何かでき始める感じがした。コノハは急いで着ているものを脱ぐ。全裸になると自分の状況がよくわかった。人らしいおっぱいの膨らみが消え、乳首がいくつか形成されていた。もうここまできたら後は体が変身するように任せるしかない。コノハはその場に寝ころんだ。
「あうぅ……にゃ、にゃぅ……」