「どうだった?」
「うー……よくわかんないです」
 見切りをつけて、絡みが終わったサラがカリンに聞いた。
「そっかぁ。まだ初めてやからね。ヴァージンは早く王子様に奪ってもらってね」
 サラがそういうとカリンは顔を赤らめた。実際は毛に覆われていてわからないが。
「そっちの二人も楽しそうね」
 サラが寝ころんでいるテンリとコノハに向かって言う。
「はぁー、いろいろ面白かったわ」
「女の子も気持ちええわ」
「テンリ、目覚めたんか?」
「わからん、今、ケモノやし」
 コノハとテンリが口々に言う。
「はいはい、まだ時間はあるわよ」
 サラとカリンがやってきて、寝ころんでいる二人の近くに座る。
「まだやるんですか?」
 テンリが見上げてサラに聞いた。
「せっかく来たんだから、もっと楽しまないと! 普通の風俗の方法もいいけど、ケモッ娘ならではのもあるわよ」
「ケモッ娘ならではですか?」
 みんなを代表してコノハが聞いた。
「そう、しっぽを使うの!」