メンディ…ヘナアート | ヘナ遊で手作りヘアケア!ハーブシャンプー白髪染め

メンディ…ヘナアート

メンディアートとして知られている一種の芸術がある。早い話、結婚式などに花嫁が全身にメンディアートを施されるという。

マハラニ特選ヘナはボリウッド映画スター・アイシュワラレイ御用達!?

新婦は、このメンディアートが消えるまでは、外出しないのだという(実際にそうなのかは知らないが、そういう話)。まはのインドの友人に、結婚式のメンディアートを描くことを仕事にしている女性がいるが、彼女が言うには、彼女はメンディ用のヘナはぬるま湯でしか溶かない、その理由は熱湯で溶くと赤味が出るからだという。ぬるま湯で溶かして一晩寝かせたものを使うと、上の写真の映画女優の手に施されたメンディのように、色が茶系に濃く発色するのだという。
ところで、インドの伝統の結婚とは、なかなかすごいものだ。恋愛結婚はご法度で、ほとんどが見合い結婚。映画でもインドの結婚のシーンが幾度となく出る。メンディを全身に施され、美しい結婚衣裳を着せられた新婦は涙を浮かべる。それを見ている人は、なるほどと、いよいよ結婚で、感無量で泣いているのだろうと思う。だが、実際は違う。好きだった彼と結婚できなかったから、泣いているのだと…。結婚式に、新婦は泣く…その理由は、見合い結婚をしなくてはならないからだと、そんなテーマの映画が多いらしい。い。。。。。

話しはそれたが、今年、2010年、インド市場で販売されているヘナの品質をチェックしたら、予想通りだった。


人工着色料と染毛剤を添加されたヘナは、太陽にさらすとキラリと光る


特に2009年は、インド大干ばつのため、ヘナの産地では、収量が半減した。通常、1ビガーの畑から4~5袋のヘナの葉が収穫される。1ビガーは、1エーカーの3分の1くらいの大きさ。1袋とは、40kgくらい。つまり、1ビガー160kgくらいのヘナの葉が収穫される。ところが、昨年は、1ビガーあたり、1袋~1.5袋、つまり、60kg程度しか収穫されなかった。半分以下。そのため、インドではヘナの葉の供給が需要にまるで追いつかず、ヘナの原材料であるヘナの葉が暴騰するという事態になった。ところが、現地から出てくるヘナ粉末の卸し販売価格は例年並……なわけない!!!はずなのに、例年並。そこには何らかのからくりがある。



ヘナ不作の年の昨年、インドで新聞に大きく出た事件があった。ある村で、インドで市販されているコーン(ヘナを練って、コーンに詰めてあり、そのままメンディアートを施す)を使ってメンディアートをしたところ、手がはれあがったり、急性の中毒症状が出たというのだ。たまたま、その村では何かの行事があって、村の女性の多くが、同じコーンを店で購入してメンディアートをしたところ、大量の女性がアレルギー症状になり、なかには病院にかつぎこまれる人まで出たという。問題のコーンのヘナペーストを検査したところ、ヘナはほとんど含有されておらず、かなりの薬品が検出されたという。新聞で、コーンに注意と掲載されたという。ヘナの価格が高騰して、ついにヘナがほとんど含有していないヘナコーンが出回り始めたとうことだろう。


ヘナ写真集・ヘナするインド女性


インドに旅行される方は、よくインド土産にヘナアートをしてもらうが、要注意です。本物のヘナを使用してメンディを施してくれる、しっかりとしたお店などでヘナをしてもらうほうが安全です。


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