Hemoglobin by Blood Tube Inc. -2ページ目

ヌリ・ビルゲ・ジェイラン作品


ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の「雪の轍」が面白かったものだから、前作の「昔々、アナトリアで」のDVDをレンタルしたら、レジで「これ、面白いですよ」と先に教えてもらう。笑。こういう映画をちゃんとすすめてくるから、ほんといい店。下北沢のレンタル店「DORAMA」は、場所柄、俳優や脚本家、監督など演劇界や映画界の人ばかり来るから、スタッフも皆びっくりするくらい映画に詳しくて、マニアックな作品も置いてある。劇場公開中の新作情報まで教えてもらったりして、話してるとほんとに映画が好きなんだな~と感じる。美味しいコーヒー屋さんやパン屋さんが近所にあったら嬉しいのと同じ様に、このレンタル店が近所で良かったな~と行く度にいつも思う。結局街の良さとか価値って人がつくっているんだよね。

ジョン・ウッド&ポール・ハリソン 説明しにくいこともある


ミニマルな世界で繰り広げられる、なんとも飄々とした映像の数々。以前1作品だけ見たことがあるが、これだけたくさんの作品を塊で見られたのは良かった。人やモノや空間や時間を分解し、再構成するという映像の面白さが満載でした。明日までなので急いで!

ゲーリーづくし

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去年実際に見に行った「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の制作過程がわかる表参道のルイ・ヴィトンの展覧会と、21_21で開催中のゲーリー展「I Have an Idea」に行って来た。一周してやっとゲーリーの面白さがわかるようになってきた。ゲーリーパートナーズのテクノロジーに裏付けされたゴミの山みたいなんだけど、それが子供のときの基地を作るような感覚を思い起こさせる。どこかシュヴァルの成し遂げたことにも近いのだろうか。今回映像で自邸が流れていたのだけれど、すべての原点にも通じるこれが見れてよかった。

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ピロスマニ


グルジアの画家、ピロスマニ。とても切ない生涯を描いた作品です。映画の中にグルジアの酒場が頻繁に出て来るのですが、何ともいい雰囲気で、こんな酒場でグルジアワインを飲んでみたくなります。

下北沢 天狗まつり

天狗まつり

今日の下北沢は駅を降りると、香ばしいきな粉の匂いに包まれます。そう今日は毎年恒例の「天狗まつり」の日です。下北沢の狭い路地を「福はうち~」と豆まきしながら練り歩くお祭りです。下北沢には鬼がいないらしく「福はうち」を三回となえるのが習わしとなっています。福で満たせば鬼が来ないと言われているからです。豆もゲットできたし、今年もいい年になると思います!

鎌近

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建築家、坂倉準三氏の代表作である鎌近が今月いっぱいで一般公開を終了すると聞いて、駆け込みで観に行って来ました。何も考えずにお昼くらいに行ったのですが、ちょうど池からの反射光が天井をゆらゆらと照らす、いいタイミングだったようです。最近「もし建築が話せたら」の予告を観て、建築からの視点のモノローグにちょっとうるっときてしまいました。確かに建築がずっと人間の生活を眺めていたんだよなぁ。とくに長い時間、見守ってくれた建築はたくさんの出来事を記憶してるんだろう。そしてこれから生まれる建築にもすでに意識があると考えると、何だか今までより接し方が変わる気がします。

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大阪屋

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下北沢経済新聞に載った大阪屋の閉店のニュースが駆け巡ると、下北沢に衝撃が走った!今月末までという急なことで、そのニュースが出た日から連日長蛇の列ができている。29年前にオープンしたそうで、かれこれ私たちも27年くらい前からお世話になっていたことになる。どうしても閉まる前に食べたくて、昨夜2時間並んでやっと食べた。やっぱりおいしかった。大家さんのおばあさんが亡くなって、新しい大家さんに変わって家賃の折り合いがつかなくなったそうだ。何だかそんなことを最近よく耳にする。街は様々な魅力の集合体で成立している。そして大阪屋が下北沢の何%かの賑わいを作っていた。それをわかっている人たちが、大阪屋に最後の挨拶をしに寒空の中並んでいた。

三土代(みとしろ)餅つき会

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世田谷区、代田の伝統芸能、三土代(みとしろ)餅つき会。代田の地名の由来である「だいだらぼっち」の唄をうたいながら8人で搗くお餅。田舎より田舎っぽく伝統が残されていくところが、東京の面白さ。神社のそばをゆっくりと歩くだいだらぼっちを想像しながら餅を食べました。つきたてのお餅のおいしいこと!

Happy New Year ! 2016

2016正月

あけましておめでとうございます!今年こそは新しいBlood Tube Inc.(ブラチュー)になるハズ。本年もどうぞよろしくお願いします!

小径のノエル2015

教会

アコーディオン

下北沢では毎年クリスマスの時期になると、「小径のノエル」というイベントが開かれます。下北沢の街の中にキャンドルの灯りがともるとてもささやかなイベントです。スズナリ劇場の裏側にある教会では、岩の祭壇にたくさんのろうそくが並べられ、アコーディオンのクリスマスソングの生演奏が響いていました。とても静かで親密で下北沢らしい、いいクリスマスのムードでした。小径のノエルのホームページに以下の言葉がありました。読んでいてほんとにそうだなぁとじ~んとしてしまいました。

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大通りのイルミネーションも綺麗ですが、小径の多い下北沢にはキャンドルの炎が似合う気がします。

下北沢のお店は、何十年もやっている老舗でも、出来たばかりの新しいお店でも、みんなこの街が好き、この街を大切にしたい、という意識が強いと思います。下北沢は小さなお店が沢山あって活気があるようにみえますが、小田急線の地下化や道路問題で駅前の旧い市場が取り壊されたり、大手資本が入ってきて家賃が上昇するなど、個人のささやかなお店は成立しづらい状況にあります。

街を盛り立てるのも、できれば下北沢らしくいきたいものです。小さなお店が集まって、小さな明かりを灯す。それだけのことがつながって街を素敵なものにしていけたらいいな、と思います。

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