《農家さんの手記》警戒区域内の警察職務質問 | 家畜おたすけ隊

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家畜を助けたい有志たちの、営利を目的としないボランティア組織です。2012年8月9日に(社)ふるさとと心を守る友の会になりました。

警戒区域内警察職務質問



1月4日、午後2時30分頃(■■■■■■)警察官に許可書の提出を求められ提出をし、内容を説明したが、「正月なのでただ家の様子を見に来ただけでしょう」と2回くどくど言われた。また、初めから泥棒扱い(警察という職権を利用した上から目線で双葉警察署員2名 白のワゴン車)                                

更に午後3時15分頃、■■■■■■西側で、牛を探していた最中パトカーにてパトロール中の警察官2名(年輩者と若年者)に再度職務質問。許可書を提示後、牛を探している旨を説明。こちらから警察官に牛を見かけなかったとの問いに■■方面に居たとの情報をいただいた。

しかしその後、牛の補償金は貰ったんでしょと言われ愕然とした。(補償はまだ始まったばかり終わっている訳ではない、補償を貰っていればどうでもいいような言い方、牛は物ではない人間と同じ命があることを解っているのか)

 

 1月■■日、いわき市に両親と用事があり、帰りに97歳の祖母をあずけている叔母の家(四倉)に廻った後、公益立ち入りで広野町から■■町に立ち入った。


午後12時40分頃母が栃木県警3名(紺色ワゴン車)に職務質問され自宅で許可書の提出を求められた。話の中で福島県警から、今は警戒区域内の立ち入りの許可を出していないのですべての立ち入り者は泥棒だと思えという指示が出てるという内容だった。母(72歳)は立ち入り許可書名簿には登録されてなかった為、その後栃木県警の方が双葉警察署に連絡約40分後に署員2名その後2名が到着、合計4名に取り囲まれ質問攻め。今後は立ち入らないようにとのこと(許可書には登録されてない方が立ち入りする事はダメなのは書類上解るが、避難している住民に対し泥棒扱い警察は住民の生命と財産を守っているのはありがたいが自宅にいる人に対しても泥棒扱い。対応を検討するべきだと思う。双葉署員が到着するまで路上に待っていた栃木県警の署員の目の前を何台かの車が走り抜けていても見向きもしない。何故でしょうか?  先程は全ての人を泥棒だと認識していたはずなのに。また2巡目の立ち入りも済み貴重品などほとんどないと思うが、それ以前の問題ではないか。今になって泥棒捕まえに必死。


その後、原町区の検問所通過まで双葉警察署員に誘導され警戒区域外で、顛末書の書き入れを行った。(母はとてつもない罪悪感と恐怖症におそわれ手が震え字も書けない状態。「もう二度と家には帰らない」と車の中で言っていた。ただ必死の想いで牛を助けようとしているだけなのに、許可申請書にも内容が書かれているのに)

警察もプロなら72歳の母をみて泥棒かどうかは判断できたのではないか?

(栃木県警署員12:40~双葉警察署員14:30 約2時間)

このような事では(2時間のロス)何の為に公益立ち入りをしているのか意味がない。