前から行きたかった『3000m超え雲上の縦走路』白根三山。音譜

私の股関節の状態があまり良く無いので、もうテント装備を背負っての縦走はこれが最後かなぁって思って選んだ場所です。

コースタイムは、初日の肩の小屋までは5時間超えだけど、後は5時間未満で歩けるように3泊4日で計画しました。


前日の夜20:30頃に家を出発。
ところが、圏央道に入って直ぐに事故渋滞。むっ

一旦高速を降りて、下道で高尾インターチェンジまで行き、そこから高速に乗りなおしました。
交通量は多かったけど、渋滞はして無くてスムーズに走れました。

私は睡眠薬を飲んで早々に眠りにつきました。
目が覚めると、駐車場に近いところにいました。にひひ


奈良田バス停に着くと、第一駐車場は既に満車。
でも、バス停側の1番端っこに少しスペースがあったのでそこに駐車しました。
何時に着いたのかなぁ・・・・0時頃には着いたのかなぁ。

4時頃、明るくなってきたし周りの人が動き始めたので、お弁当のサンドウィッチを食べて・・・ってやってたら、バス停に順番取りの為にザックが並び始めたので、私達もザックを並べてから身支度をしてました。

バスは確か5:30頃だったとおもうのですが、5時にはもうこの混雑ぶりでした。
人は少ないけど、ザックの数は30を超えてましたよ。

奈良田バス停



ここが始発なので、ゆったり座って行く事ができました。
広河原までは、1人1130円です。
ピッタリの金額を用意しておかないと、お釣りが無くて後回しにされちゃう可能性もあるのでご用心。


広河原に着くと、もう人でごった返していました。
トイレも、男性は(大)の方が長蛇の列でした。
奈良田で済ませておきましょう。


入念な準備体操をして、6:40出発。ビックリマーク



あれが北岳かなぁはてなマークと眺め乍ら、昨年の敗退もあるので今回は気合が入ってます。

橋を渡った所の小屋で、持って行った登山届を出して「良しビックリマーク今年は行くぞビックリマーク」っと気合を入れなおして歩きだしました。6:45






最初は、まるでアリの行列。
ゾロゾロと並んで歩きます。


御池小屋方面との分岐に到着。7:08




休んでる人も多かったけど、私達は先へ進みました。

昨年も歩いてるので、川の流れが綺麗だったけど写真を撮る事も無く足を進めます。

昨年敗退したのはこの辺りだねぇ」とか言いながら、今年は天気も良いので気持ちも軽く足どりも軽く歩きます。



8:21





どれくらい歩いたとか、これからどれくらいかとか書かれた道標があると、励みになりますね。

ここまで1時間35分
あらら、コースタイムに近いですね。
ちょっとハイペースかなぁ。(コースタイムは、小屋泊装備の40代男性が歩くスピードが基準になってます)


先に行った方々が休憩してます。8:24




道は狭いので、広い所があったら休憩を取っておいた方が良いですね。



道は段々と険しくなって行きます。






8:48
主人が私を撮っていました。
私もここで写真を撮ったんだけど、記憶には残って無いんですよね。
だいぶバテテ来てたのかなぁはてなマーク







9:29 二俣に到着。




普段の山歩きなら2時間は休憩を取らないんだけど、今回はなるべく筋肉疲労をさせない為に30分おきくらいに小休止をして歩いてます。

ここではトイレ休憩です。





山の中のトイレですからね。
決して綺麗では無かったけど、でも便器は有りましたよ。(この意味、2日目に判ります)

ここの道標、写真を撮ったしちゃんと見たはずなんですよ。
なのに『思いこみ』なんでしょうね。
3つに分かれてる事を見落としたんです。
『分岐では右股を行く』って言うのは判ってたんだけど、『右へ行く』って思いこんでいたんですね。
何の疑いも無く、右への道『御池小屋』方面へ歩いて行ってしまいました。汗





私達は、草すべりを避けて『右股コース』を歩くはずだったのに・・・・


そんなことに全く気付かず、樹林帯に入って「涼しいねぇ。花がいっぱい咲いてるねぇ」って余裕で緩い登山道を歩いていました。





この花(?)珍しいのかしらはてなマーク
前を歩く人が、ゴツイカメラでジッと接写してたので、私も撮っておきましたけど。にひひ




樹林帯を抜けると目の前に・・・・・・10:07





「・・・・御池小屋のテン場・・・・」ボソと。

草すべりの方へ来たしまった事に、ここで気が付きました。ドクロ
道標を見て立ち尽くす私です。


でも来ちゃったものは仕方ありません。
絶対に肩の小屋まで行くんだもん。」と心で何度つぶやいたことか。

あまりの衝撃に、見上げた道を写真に撮る事も忘れて歩きだしました。

すっごい急登。ショック!

しかも、直射日光が当たって草が蒸れてすごい暑さ。

初めは、少し歩いては主人を振り返って確認してたのですが、段々に主人のスピードが遅くなって、待っても待っても見えて来なくなっちゃいました。

テント泊装備の人は、こちらにも多数いるいるし右股コースの方からも多数上がってるだろうし。
テント場が心配になっちゃいました。

主人は「自分のペースで歩いて良いからな」って言ってくれたし、「これは私が先に行ってテン場を確保しておいた方が良さそうだなぁ」って思ったので、それからは主人を待つ事をせずにマイペースで歩き続けました。

写真を撮る余裕なんてありません。
私より若い男性だって、「地獄だなぁ」って言いながら10分くらい歩いては休憩しています。

私も、10分~15分くらい歩いては、行動食を一口食べて水分を取って、時には数分座って休みながら歩きました。




12:01右股コースからの分岐に着きました。
あら、どちらから登っても時間は同じだったのね。
って事は、御池小屋テント場へ出るまでの30分をロスっただけってことですね。(^^;)




ここは人が休んでたので、私は通過。
ちょっと上がった所で座って休みました。



12:23 小太郎分岐点



ここは、かなり広くなっていて大勢が休んでいました。

ここからひと登り





後ろには、鳳凰三山が見えていたらしいんだけど、私には振り返る余裕は残っていませんでした。






目の前にあるのが北岳かなぁはてなマーク

真ん中の低くなってる所辺りが肩の小屋かなぁはてなマーク

もう少しだビックリマーク 頑張れビックリマーク」と自分に言い聞かせる。


前を歩く人も、少し歩いては休んでます。
もうみんなヘトヘトです。
ところが、目の前にこんな所が・・・・12:44





ここを登ってる時に、とうとう足が攣ってしまいました。
でも、止まることは出来ません。
避ける場所も無いし、私は止まったらもっと強く攣っちゃって動けなくなるから。

痛みに顔をゆがめ乍ら、必死に登りました。


登り切ると、肩の小屋北稜線 12:54




あと15分だ~~。



13:13 北岳肩の小屋 到着~~~~~~。クラッカー








北岳肩の小屋



直ぐに受付を済ませました。(1人600円) 

最初に小屋が見えた写真を撮った所も、広くなっていてテントを張れるんだけど既に先客がいました。

トイレの目の前も張れるけど、石がゴロゴロしてるので、トイレの横から下へ降りてみると平らで良い所が残ってました。

そこへザックを置いて場所取り。
小屋には、お友達が働いてたのでちょっと顔を出しました。
主人が遅れてる話をすると、トイレの近くで一緒に主人が来るのを待ってくれました。


遅れること約30分で主人到着。
足を捻ったとかで、ちょっと痛そうに歩いてたけど、お友達の顔を見るとニコニコして歩いてきました。


主人の足が痛いんじゃ下へ降りるのは辛いから、トイレの前の石ゴロゴロの所へテントを張る事にしました。
ゴロゴロって言っても、涸沢と比べたら天国だもの。にひひ


休憩中のお友達なので、時間になってしまう前にと一緒に記念撮影。カメラ





この日は、すっごく風が強くて寒くなって来たので、私はウインドブレーカーの下にライトダウンを着てます。
さっきまで、暑くて汗ダラダラだったのにね。



さて、テントを張りましょう。
強風の中でテントを張るのは初めてでは無いので、さほど苦労せずに設営終了。





主人の足も、ザックを下ろしたら痛みが和らいだようで良かったです。

明日の朝になった時点の痛み具合で、先へ進むかここから下山するか決めることにしました。



さっきまで良く晴れていたのに、15時にはこんなにガスが上がって来ちゃいました。
『早立ち早着』山の鉄則ですね。






朝が早かったし、車中泊で良く眠れて無いし、非常に疲れたので、16時には夕飯を食べて18時には寝てしまいました。

19時頃に名前を呼ばれて目を覚ますと、お友達が果物を持って来てくれました。ぶどう
小屋仲間さんも、残ったからと大きなおにぎりを3個も持ってきてくれたので、とても嬉しかったです。

明日の朝は、温かい雑炊にデザート付の朝食が食べれますネ。ニコニコ