恋人さん | 色

恋人さん


今日は母親のプレゼント選びに

母親の恋人さんと一緒に

午前中から買い物してきた


まだ2回しか顔合わしてないのに

二人で買い物…


緊張した




ベンツ様に乗せてもらって

車の話したことしか覚えてない



プレゼントのために回った店も

シャネルだのヴィトンだの…


いかにも金持ちなオジサマと

不釣合いなオレ…


選んでるのは女物だからいいけど

周りの目線が気になって


昔 年上の男と付き合ってた時に

ブルガリの店で買い物したのを思い出し

援交してるような気分だった






結局 恋人さんは

ヴィトンの服と靴とバッグにして

オレは無難に手帳


母親の趣味もサイズも知らないしな…





ハクに ネクタイか靴買ってあげようかな

…とか思ったけど


ゴールドでもプラチナでもない

ましてやブラックなんかでもない

オレのひよっこVISA君が泣くのでやめた



ごめんよ

ケチな彼氏で





んで 無事買い物も終わり

ホテルレストランで飯食わせてもらって

お土産のケーキも買ってもらい


オレの働いてる店が見たいと言うので

店長に電話だけして

勝手に店開けさせてもらったけど


客のいない空間は

することもないし

何より会話がもたない…



飲酒運転になるから

1杯だけ飲んで出たけど

その後はビリヤードして

わざと何度も負けてくれた



でも負けると拍手しておだてればいいけど

勝つとリアクションに困る…





平日の昼間にのんびり遊んで

オレに気を遣ってくれたのかもしれないけど

社長ってのは暇なのかな と思った





今日の気持ち




「やっぱりオレは人見知り」