「そんなんじゃクチコミしないよ。」 | PR革命 -PR業界から離れたオトコのアタマの中-

「そんなんじゃクチコミしないよ。」


今更ながら、読みました。



「そんなんじゃクチコミしないよ。」





話しコトバ主体なので、読みやすいです。





「ネット(ブログやSNS)の影響力について、もっと

 現実的に見てみようよ」  という論旨です。




また、より良い効果を求める宣伝活動・PR活動を行っていくには、

出稿・対象媒体として単に費用対効果やイメージでどれを選ぶかを考えるのではなく、


最終的にターゲットに情報を届けるために【どう組み合わせ、組み立てていくか】

という思考回路で考えよう、


というのは、「明日の広告」と同じようなことを伝えていると思います。





やはり、こういった考えを持っていないと、どんどん慣れていく

クライアント側を満足させることは難しくなるのでしょうね。





話は変わって、

やはり、ブログでの「口コミ」と現実での「口コミ」は種類が違うと思います。


やっぱり現実の方が影響力は強いんだろうな、と。



それは、本の中でも書かれているように関係性が

ネットと現実では違うから。





そう考えると、ブログを書く際にも個人名などオープンにすることで

また違う結果が出てくるのかもしれません。


(そういう僕も名前は出していません。。)






個人情報をオープンにした筆者が、自分の責任の元に

文章を書き、ネット上にアップする という状態が一般化したときに

どうなるのか、見てみたい気がします。


そのとき、企業や僕らはどのようなアプローチを取っていくのか。


(実際は難しいと思いますが・・・・・)







個人的には、PRの効果測定部分についてしばらく考えてしまいました。

独自のしっかりとした効果測定を提供できていない現状を

なんとか打破できないかと。

今のところ、広告換算に記事の見た目や論調を掛け合わせるくらい

までが限界かなぁ という状況です。。。

例えば、

本当にPRのみで、広告も全く出していない企業があって、

商品購入の際は必ず購入のきっかけについてアンケートを取る、

というケースがあれば、直接的にPR結果と購入が結びつくのではないでしょうか。







「そんなんじゃクチコミしないよ。」


いろいろ考えさせられる良書だと思います!