プリンスリーグ関東2部B 第11節 川崎フロンターレU-18×鹿島学園高校 | CZOブログ

プリンスリーグ関東2部B 第11節 川崎フロンターレU-18×鹿島学園高校

2011/10/8  12:00KO


川崎フロンターレU-18 1-4 鹿島学園高校

【得点】

川崎 岡本一輝

鹿島学園 小菅頌夫

鹿島学園 山田太郎

鹿島学園 西谷優希

鹿島学園 中村瞬



《メンバー》
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前半30分 26吉田直矢⇒9平敷兼③

前半33分 2小川穂高⇒31川村知侑①

後半15分 8大野宰⇒23大河内流星②

後半24分 18吉田武史⇒22脇坂泰斗①



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15安藝敬宏⇒18

14山田太郎⇒20

10西谷和希⇒11安田暁③


注:公式記録を見てのメンバーではないので、誤ってる場合があります。


《試合経過》

http://www.frontale.co.jp/academy/record/record_detail.php?id=5



《試合感想》

この日行われた全ての天皇杯に脇目も振らずプリンスリーグ2部を見に麻生グラウンドへ行ってきました。


目的は大きく3つ。

①昨年の高校選手権でインパクトの大きかった鹿島学園・西谷和希選手を見る。

②中学3年生ながらチーム得点王の川崎・三好康児選を見る。

③好チームとの噂の鹿島学園を見る。


はじめにザックリと感想を言うなら、この日この会場を選んで大満足でした。


鹿島学園は4-4-2。

2トップの西谷和希選手と中村選手は共にスピードがあって非常に個が強かったのがまず印象的でした。

ただこの2トップの個の強さに頼ったサッカーではなく、それぞれの強みを活かした非常に組織的なサッカーをやっていました。

基本はパスサッカーになるのかな?

CB長石選手と中盤の真ん中に入った西谷優希選手・小菅選手が非常にテクニックが高く彼らを中心にボールを動かします。

そんな中でGKの田邊選手も積極的にボール回しに参加するのが非常に特徴的だったなと。

丁寧にボールを動かすシーンが多いんだけど、それだけでなく2トップのスピードを行かす様にシンプルにDFラインの裏を狙ったり、突破力のあるサイドプレイヤーを使ったりと攻め方も豊富でしたね。

また守りは速い切り替えでブロックを作って縦パスにしっかりとアプローチをし、自由を与えない感じでした。

全体的にチームとしての意思統一が取れていて非常に印象が良かったです。


一方の川崎は4-4-2と言うか4-5-1な布陣でした。

試合全体を通して鹿島学園に支配される時間が長かったので強い印象は持ててないんだけど、中盤の小口選手・森田選手を中心にピッチをワイドに使った攻撃が武器なのかなとは感じました。

一回サイドに広げてSHとSBで連動して崩すイメージって言うのかな?

流れのいい時間帯はそういう攻撃が目立ってたと思います。

三好選手が違いを出せる選手と言うのは分かったんだけど、もう一度良いときのチームを見てみたいなと言うのが正直な感想ですね。


感想はこんな感じです。

やっぱり鹿島学園を見れたのが何よりの満足ポイントでした。

初めて知ったんだけど鹿島学園の鈴木監督ってスゴイ熱くて爽やかな方なんですね。

試合中も終盤余裕があったからなんだろうけど、「おい!ここからボールの取りどころ変えていこう!一回外出して○○のところで取るからな!」とか「おい!もっと走らないと試合終わっちまうぞ!」とかとか。

チーム的にも自分がチーム作るならこういうチームを作りたいと思えるものだったし、これからも見て行きたいと強く思ったものです。

と言うか、鹿島学園は選手権でかなり結果出すと思いました。

要注目ですね。




《気になった選手》

川崎フロンターレU-18

FW 三好康児

FWやSHで出場。

中3ながら10番を付けるだけの選手ですね。

利き足は違うけどタイプ的には神戸の大久保選手に近いかな?

小柄ながら一瞬のスピードで相手を交わすドリブルは十分に威力を発揮していたし、正確で強烈なミドルシュートは得点にこそ繋がらなかったものの大きな脅威となっていたように感じました。

本当にこれからが楽しみな選手ですね。

コンスタントに見て成長を見ていけたらと思います。


鹿島学園高校

DF 長石一真

CBで出場。

元々中盤の選手なのかな?

ディフェンスの位置での安定したボールタッチでパスサッカーの起点になっていましたね。

パスサッカーを志向するチームの中で重要な役割を担っていた気がしました。


FW 中村瞬

2トップの片方で出場。

爆発的な縦への突破と滞空時間の長い圧倒的なヘディングが印象に残っています。

特にヘディング時の跳躍は高校生離れしていましたね。

プロでもあそこまで飛んでいられる選手は稀ではないでしょうか?

非常にポテンシャルンの高い選手だと思うのでこれからの活躍に注目していきたいと思います。


FW 西谷和希

2トップの片方で出場。

なんと言ってもドリブルでしょう。

一瞬のスピードで相手を置き去りにするドリブルはファールなくして止まっていませんでした。

と言うか、相手に何枚ファールを与えたことでしょう。

昨年の選手権でテレビで見たインパクトは間違っていなかったことが確認できて満足。

これからのブレイクに期待ですね。



《試合外雑感》

・プリンスリーグはメンバーが分からない。

・鹿島学園は父兄が熱い。

・川崎U-12と思われるキッズ達5名ほどが川崎のチャントを歌っていた。

・U-18出身の安藤選手が試合を見守っていた。

・麻生グラウンドは「あそう」ではなく「あさお」だと分かった。