松田直樹選手 松本山雅FC新入団会見全文 前編 | CZOブログ

松田直樹選手 松本山雅FC新入団会見全文 前編

司会:えー、それでは定刻になりましたので始めさせていただきたいと思います。本日はご多忙の中お集まりいただき誠にありがとうございます。只今より松田直樹選手の加入記者会見を始めさせていただきたいと思います。


――大月社長、松田選手、加藤GM着席――


司会:それでは株式会社松本山雅代表取締役・大月弘士よりご挨拶申し上げます。


大月社長:えー、松本山雅フットボールクラブの運営母体、株式会社松本山雅代表取締役の大月でございます。本日は松本山雅フットボールクラブ松田直樹選手の入団記者会見をご案内申し上げましたところ、大変お忙しい中、手前共のメインスポンサーでもありますエプソン販売様、そして多くのマスコミの皆様にご臨席を賜りまして開催できますことを心より感謝を申し上げます。えー1月の9日のクラブからの発表がありましたと通り、Jリーグの1部に所属する横浜F・マリノスの松田直樹選手が、手前共JFL日本フットボールリーグに所属します松本山雅フットボールクラブに入団をいたしました。皆様方もご存知の通り、松田直樹選手に関しましては、輝かしいJリーグでの経歴、そして日本代表国際Aマッチも40試合出場しているという事で、我々のクラブがオファーを出すという事は大変僭越ではあったという風に思いますが、本年の私達のJ2昇格へかける思いとそして長野県のサッカーの育成・普及、そして長野県のサッカーの新しい歴史の1ページを作っていきたい。そんな熱い思いを込めて、松田選手にオファーを出させていただきました。えー昨年の12月の29日、松本に松田選手がお見えになり、アルウィン、そして練習環境を見て、彼もいろんなJクラブからのオファーがあったという事で、相当迷いに迷った決断かと言う風に思いますが、昨年の大晦日12月31日の夜10時、私宛に電話が掛かってきて「松本でお世話になることを決めました」と、そして「J2昇格はもとよりもう1度J1の舞台に松本山雅と共に上がりたい」、そんな熱いメッセージをいただき、私自身も本当に心が熱くなったのを昨日の事の様に思います。そんな輝かしい経歴の松田選手が、我々のチームに合流してくれると言う事で、私自身もクラブとしても身が引き締まる思いで一杯であります。松本と横浜という事で、海の県と山の県という事で、正反対ではございますが、横浜に負けない山並みと、そして横浜と同じく澄んだ青空は一緒でございます。松田選手のおりました横浜F・マリノスのサポーターの皆さんもぜひとも我々の試合に来て駆けつけていただき、松本の熱き熱きサポータの皆様と共に松本山雅、松田選手を応援していただきたいという風に思います。本年JFLで優勝して、そしてJ2昇格と言うのが我々の最大の目標でございます。松田選手と共に松本山雅を今後ともよろしくお願い申し上げまして、主催者を代表してのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。


司会:ありがとうございました。えー続きましてゼネラルマネージャー加藤善之より今回松田選手の松本山雅フットボールクラブ加入にいたるまでの経緯をご説明させていただきます。では、よろしくお願いします。


加藤GM:えー加藤です。よろしくお願いします。座ったまま話をさせていただきます。えーあのー、皆様ご存知だと思いますけど、松本山雅フットボールクラブは一昨年北信越リーグからJFLに昇格いたしまして、昨年度はJFL初年度をという事で、まぁあのJリーグを目指すクラブとして準加盟の申請をさせていただきまして、クラブの組織の整備をしていく中で、当然最終的にはJFL4位以上と言う入会用件を満たさなければJリーグに上がれないと言う事だったんですけども、残念ながら最終的には7位と言う成績で終わるという事になりました。チームの強化と言う観点で言いますと、やはり私が松本山雅に来て2年になるんですけども、やはりあのー、Jリーグを目指そうという事でこのクラブは2004年からNPO法人が運営母体となり、今のチームを作ってきました。そういう中でやはりあのー市民クラブと言う背景はあるんですけど、ま、やはりこのー、なるべく短期間でJを目指したい、また市民クラブと言うところで言うと、やはり地域の皆様に応援していただけるような愛されるクラブを同時に、両方を同時に進めてかなければならないと。まぁこういう中で最近では松本出身の選手もチームに加入する様になりましたし、また今回やはりJのトップクラス、または日本代表としても実績・経験のある選手来ていただくという事で、まずあのやはり今までクラブが目指してきたチーム作りの一部をですね、また彼には担って上を目指していきたいという事がまず一番にあります。で、今年の補強のポイントっていう事で言いますと、FW、ボランチ、CB、GKと、この縦のラインを重点に補強したいと。で、やはりここの縦のラインについてはある程度経験のある、実績のある選手を補強したいという事を、まぁ監督とも話をしてきまして、その中で今回こういうご縁があったんですけども、12月の中旬にですね、えー正式にオファーをさせていただいたと。で、当時は彼もそのJFLと言う言い方悪いけど未知の部分であったり、当然まだJリーグでJ1で戦える力を持っている選手でありますから、他の可能性と言うのも探りながら、私達の方で執拗にお誘いをさせていただいたところ、松本に来ていただいて松本の環境、今までの環境とは違いますから、そういった部分もしっかりと理解していただいて、今回のお返事をいただいたという事になります。あのー彼に期待することといいますと、やはりピッチの中でまだまだ今の山雅の選手を見ていますと、非常にこう勝負弱さと言いますかね、勝たなきゃいけないゲームに勝たなかったりだとか、やっぱり1シーズン通じて同じ安定した力を発揮できないだとか、そう言った事が先シーズンもう目に付いたという部分で言いますと、彼にはCBもしくはボランチでね、プレイしてもらうことになるとは思いますが、まぁそういうとこで、ピッチの中のゲームリーダとして、力を発揮していただきたいと思いますし、まぁいわゆる長野県って言うのはサッカー後進国で、後進県であるという事で言いますと、やはり県全体のサッカーを盛り上げてく意味では、また一つ力を貸していただけないかなと言うのもあります。まぁ松本山雅、来年も非常に厳しいゲームがね、どのチームもJFLのチーム強化していますので、そうそう簡単には勝つことは出来ないと思いますけども、私達が目指しているJリーグ昇格、または更に上を目指していく事、常に前を向いてチャレンジしていくという事を前面にですね、彼にも加入していただいてチームもまた私達を支えていただいているスポンサーや、市民の皆さんに喜んでいただけるようなチーム作りをしていきたいという事で、彼にはお話をさせていただきました。以上です。


司会:ありがとうございました。続きまして松田直樹選手よりご挨拶申し上げます。よろしくお願いします。


松田選手:えー、今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。長野県松本市にある松本山雅と言うチームでプレイさせていただくことになりました松田直樹です。会社、チーム、ファン、サポーターが一丸となって必ずJ2に上がりたいと思っています。今日はよろしくお願いします。


司会:ありがとうございました。それではご質問のをお受けしたいと存じます。お手を挙げていただき会社名をお知らせいただきまして質問の方をお願いいたします。それでは何か質問ございますか?


記者A:信濃毎日新聞と言いますがお願いします。あのまた改めて現役をマリノスで勇退される訳ではなくて、続けられるという判断をされた理由と、JリーグのクラブではなくてJFLを選んだ、松本山雅を選んだ理由、またその中で葛藤・・・上から下のリーグなので葛藤みたいなものはなかったのかと言うのを教えていただきたいのですが。


松田選手:んー、正直16年間マリノスでいたので、そのー、そのJFLに行くって言う葛藤だったりって言うのは正直ありましたけど、まぁスタジアムを見に行って、社長の熱意だったり加藤GMからのお話を聞いたり、そういうところで正直自分の中では吹っ切れて・・・ えーその松本山雅と言うチームで目標と言うのは決まっていたので、その目標に自分の経験だったり、何か力が・・・力と言うか経験を・・・んーなんだろ?協力できたらいいなと思ったんで決めさせていただくことになりましたけど。今は葛藤とかはないです。


記者A:現役を続けられるという事については?


松田選手:まぁ本当にサッカーが好きで、本当にそれだけですね。今回クビ切られた時もずっと蘇ってきたのは、自分が初めてサッカーやってきた時しか浮かばなかったので、これで好きなサッカー辞めて何か指導者になろうとか、そういうのは少しは考えましたけど、自分の中でのそのサッカー始めた時の気持ちしか出てこなかった部分が大きいので、続けようとは思いましたけど。はい。


記者A:はい、すみません。あのー松本にいらっしゃったという事で、スタジアムは別として土地としての印象とですね、練習環境はかなり変わると思うんですが、その辺の覚悟のお気持ちと言うのも。


松田選手:覚悟と言うかマリノスで16年間やってきて、あのマリノスと言う練習場って言うのは多分世界でも通用すると思うので、そういう意味ではそういうギャップとかはいろいろあると思いますけど、その、サッカーって言うのは練習場とボールがあればどこでも一緒だと思うので、そこの戸惑いとかは・・・ないと思っています。はい。


記者A:松本の印象については?


松田選手:松本の印象は、まぁ自分群馬にもともと住んでいたので、その海もなかったですし、その雰囲気自体は少し似ているかなとは思っていますけど・・・ あとは、その・・・そうですね・・・そんな不安はないです。印象は・・・まだ1回しか行ったことないんで(笑)はい。まぁスタジアムが良かったなって言う・・・まぁ自分の中でスタジアムって言うのは凄い大事で、あのーファン・サポーターと一体になれるスタジアムだなって言うのは、凄い感じていて、そこは松本山雅さんに決めた理由でも本当に大きな部分でもあるんで・・・本当にスタジアムの印象は凄い強いですね。はい。


司会:よろしいですか?・・・その他に質問ある方いらっしゃいますか?・・・じゃ、よろしくお願いします。


記者B:松本の市民タイムスの小口と申しますが、今スタジアムと言う話を聞いたんですが、例えば山雅と言うチーム名を最初に聞いたって言うのはこのオファーがあったときなのかと、そのスタジアムで・・・あのアルウィンで試合をしている様子をビデオで昨シーズンの試合とかを見られたとかそういうのはありますでしょうか?


松田選手:試合は・・・あの・・・あのー・・・全部は見たことないですね。そのレッズに勝ったって言うのは見ました。はい。・・・最初の質問なんでしたっけ?


記者B:山雅の名前を最初に知ったのは?です。


松田選手:一番最初の時も正直そのレッズに勝ったって言う・・・時ですね。はい。


記者B:そのレッズに勝ったって言うので、一躍全国的に名前が出たんですけど、いざクラブに入るって言うのだと、例えばそういう上のチームを、まぁ上がってって倒したいとかって言う想いとか、そういう意気込みみたいのは何かありますでしょうか?


松田選手:その上のチームだけじゃなくて、自分の中で試合をやることで、どんな弱いチーム・・・まぁ弱いチームとかサッカーにないですけど、そういうチームはないとは思ってるので・・・とにかくどんな試合でも負けたくないと思ってるので、その・・・まぁその・・・自分が入った理由もJリーグに上げることが目標かもしれないっすけど、自分の中ではそのままJ1って気持ちもあるので、必ずその1試合1試合に懸ける想いって言うのは、どんな試合でも変わらないのかなとは思っています。はい。だから強い相手がどうのこうのとは全く思っていません。




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