松本山雅FC新加入選手 松田直樹(横浜F・マリノス)
まさかこんな大物が来るとは思ってもいませんでした。
この度、横浜F・マリノス(J1)より松田直樹選手が、松本山雅フットボールクラブに移籍することが
決定しましたので、お知らせします。
松田 直樹[マツダ ナオキ] 選手 DF
【生年月日】 1977年3月14日(33歳)
【出身地】 群馬県
【身長/体重】 183cm/78kg
【経歴】 前橋育英高等学校-横浜マリノス/横浜F・マリノス
【2010年出場成績】 リーグ戦 16試合出場 1得点 カップ戦3試合出場 0得点 天皇杯3試合 0得点
【通算】 リーグ戦382試合出場17得点 カップ戦82試合出場 9得点 天皇杯25試合 1得点
【国際Aマッチ】 40試合1得点
【受賞歴】 2000年 Jリーグベストイレブン 2002年 Jリーグベストイレブン
松田選手は言わずともW杯にも出場した日本を代表するDFの一人。
その様な選手がJFLの松本山雅FCに来てくれるのだから本当に嬉しい限りです。
高い身体能力と対人能力を武器に相手の攻撃をバシバシ止める姿を見るのは今から非常に楽しみですね。
そんな松田選手ですが、サッカーファンの間では言いたい事を言う扱いにくい選手として認識されています。
白い呪術師ことフィリップ・トルシエ氏や白いペレことジーコ氏と対立してきた過去は結構有名ですね。
なので、松田選手にはピッチ内での活躍はもちろんとして、実はピッチ外でいろいろと波紋を起こして欲しいなと個人的に思っています。
それは山雅の環境であったり体制であったり戦術的な部分だったりもろもろとね。
例えば、環境面。
クラブハウスだったりTMの頻度だったりとどんどん要求していって欲しいですよね。
その中には今の山雅には難しいこともあるのかもしれないけど、日本のトッププレイヤーの目線から見た目線って言うのはクラブ職員にとっても当然聞く耳を持つだろうし、すぐには改善されなくても非常に意義深いものとなっていく気がします。
そうする事でこれまで山雅が甘かった部分が改善できると思うし、中長期的に見て大きなプラスとなっていくのではないでしょうか?
また一方で戦術面も。
巷では「松田と吉澤監督は上手くいくのか?」とか言われたりしてるけど、個人的には逆に上手く行かないで欲しかったり。
それはチームが崩壊して欲しいとか言うのじゃなくて、良い意味で「NO」を言っていって欲しいと言う意味でね。
何と言うか、やろうとする事が日々コロコロと変化する監督に対しガツンと言う事でチームとしてのベクトルを明確にしていく役割を担ってもらえたらと思っています。
とにもかくにも松田選手には松本山雅FCをプロサッカークラブに成長させていって欲しいですね。
今期はピッチ内外に注目していきたいと思います。
と、松田選手への期待はこの辺で松本山雅FCの補強について思うところを少々。
まず松田選手の加入の噂が現実味を帯びてきた時(具体的には2ちゃんねるに「闘争人参上
」が貼られたとき)、両手をあげて喜べたかと言うとそこまでではありませんでした。
それは補強にコンセプトを感じなかったからです。
昨シーズン後期に山雅が勝ち点を重ねられた強みはなんだったのか?
それは「守備の安定」だったと思います。
そして最終的に昇格に足りなかったものはなんだったのか?
それは「攻撃の不安定」だったと思います。
それならそれに基づいた選手獲得が補強ですよね。
「守備の安定」に関して言えば、後期17試合17失点だった訳で昨シーズンの時点で十分にやれてる。
更にそのメンバーに加えてJリーグ200試合出場の渡辺匠選手が加入したのだから、CB・ボランチに関してはJFLを勝ち上がる上で既に磐石とも言える体制だったはず。
一方の攻撃陣は、柿本選手・石田選手・小林選手・大西選手・竹内選手らを放出して、現状発表されてる新加入選手は片山選手・塩沢選手・久富選手。
もちろん全てのメンバーが揃ってからじゃないと言及すべきことではないんだけど、とても「攻撃の不安定」を解消したと言えるメンバーではありません。
こんな現状の中でCB・ボランチを主戦場とする松田選手の加入が発表された訳ですから、なんとも複雑なんですよね。
なんと言うか「松田選手の加入が本当に凄いし嬉しいけど、今足りないのはそこじゃないでしょ?」みたいな感覚です。
「JFLに松田が来るのに何を贅沢言ってんだよ」と思われるサポーターもいるかと思うので(そんな方が見てるかは知らないけど)、ひとつ例えてみましょうか。
ズバリ今の自分の気持ちは「曽ヶ端がいる鹿島の楢崎獲得」みたいな感じです。(我ながら上手い事言ったな。)
よく獲得出来たなと思うけど、一方で「え?」みたいなさ。
なんともバランスが悪いわけです。
正直そのお金を他のポジションのために回せなかったのかと思ってたり。
ただこれから攻撃陣にJFLでも屈指となる選手の加入が発表されたら、今の気持ちはいっきにひっくり返りますよね。
本当に強力なチームを作ってきたなと。
おそらくあと発表があるのは3人程度だと思います。
どんな面々が名を連ねるのか注目していきたいと思います。