モリのアサガオ #5 2010年11月15日 | heliumvoice-表

モリのアサガオ #5 2010年11月15日

ネタバレ注意。

公式サイト

この番組ってオープニングに主題歌がきて、スタッフロールが出るんですが、えっ、演出が古厩智之さん!
「ロボコン」で長澤まさみをこれでもかってくらい可愛く撮った監督さんですね。

で、そういう監督さんですので、やはり、というか、冒頭、前回の幕切れパートで刺された伊藤淳史を見舞いに来た香椎由宇が、これまでそんなヒトと違ったやんか、って思っちゃうくらいシオらしく伊藤淳史の肩に顔をもたせかけたり、そんな演技を、これまで見られなかったような「間」でタメながら」やってました。
ぢゃっかんクタビレ気味の香椎由宇から可愛さを引き出そうという最大限の努力。
今回、香椎由宇の出番はここだけだったような。

んでまたそこに木南晴夏が初の私服姿で入ってきちゃう。

あ、古厩さん、木南晴夏の方を可愛く撮ろうとしてないか?

えーっと、Wiki、Wiki。

あっ!

香椎由宇(23歳)より木南晴夏(25歳)の方が年上!

知らなかったなー。木南晴夏の方が断然かわいらしいもんなあ。

ちなみに谷村美月は20歳。伊藤淳史は26歳(もうすぐ27歳)、ってこれは誰も興味ないか。

という前半に対し、後半は男演技のぶつかり合い!

津田寛治、いい役を射止めたねー。
男が、役者が上がったねー。

対する、津田寛治に焼き殺された少年の父親を演じた田口浩正も。

きっとオーディションがあって配役が決まっていったんだろうけど、大倉孝二も田口浩正も、この津田寛治がやった役をやりたかったんじゃないかなあ、なんて思ってしまいました。

拘置所の規則を変えてまで死刑囚に面会する被害者家族の田口浩正。
(となりには釈由美子もいるわけだけど、彼女はちょっととくにこれといったいいとこなし。カントク、興味なかったか?)

透明アクリル板をはさんでの対峙。
津田寛治の斜め後ろからのカメラだけど、アクリルに映った津田寛治の、だんだん凶暴に変わっていく表情!
自分のこどもを殺した犯人を目の前にして、あまつさえ罵倒までされたもうゲロ吐きそうになってる田口浩正!
いやー、緊迫しました。
手に汗握った。
「カット!」って声がかかったら思わず椅子にへたりこんだ。

いやほんと、力がこめられてたなーと思った。

といいつつもどうかなあと思ったのは、拘置所内の死刑囚との会話で、刺された伊藤淳史が「死刑囚の気持ちがわかったか」と言われて「おまえらの被害者の気持ちがわかったよ」と返さない、「何深刻な顔してんだ、死刑より深刻なことあんのか」と言われて「身に覚えもないことで突然殺されることだ」と応えないってことかな。言い合いしててもしゃーないかもしんないけども。

伊藤淳史はそういうキャラじゃない、ってことだろうけども。

以上