仙台でも雹害発生!
一昨日の雹による被害がここ仙台宮城でもあったようです。
この地域では大きくても10円玉大の雹ということで,当たっても車のボディーがへこむほどのものではなかったはずでした。私の調査では,とめてあった車には何の影響も無かったということでしが,どうやら走行中に当たったらしくボンネットが少しへこんだということでした。もちろんそんなに大きなヘコミではないものの,大事にしている方には一大事です。
早速状況を確認して対応していきたいと思います!
もしかしたら,他にも走行中に当たって気が付いてない方がいるかも知れません。
雹災害による修理は車両保険が適用されるます。知らずに修理しないでおくと,下取りの際など雹害車は評価が著しく下がってしまいます。デントリペアによる修復はほとんどの場合修理痕が残らないため,車の価値は下がりません。是非デントリペアによる修理をご検討いただきたいと思っています。
またしても自然災害
かなりご無沙汰しておりました。
3.11の震災以来,気持ちも筆も重くなり投稿するのも億劫になっていたところに,雹害対応で北見市への長期遠征に出ることになりあっという間に1年余りが過ぎてしまいました。
北見市への長期遠征に際しましては,ここ仙台宮城のお客様に,ご不便をおかけするなどご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
また,震災後に全国から励ましのお言葉をいただき,本当にうれしく感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
さて,昨日は大荒れの天気により,各地でまた自然災害が発生しましたね。ここ仙台宮城でも大雨の災害が発生しました。突然の大雨に驚いて外を眺めていたら,うちの住人(?)のツバメも軒下に非難して雨空を見つめていました。
私の住む地域では最大10円玉大の雹が降りました。幸い雹による被害の報告は今のところ無いようです。
雹災害の代表的な被害は農業被害が大きいようですが,粒が大きくなると家屋や車の損害被害が発生します。特に車への被害が出るケースは,雹の大きさがゴルフボール大になると車のボディーがへこんでしまいます。これがこぶし大になると窓ガラスが割れたりするケースがあるようです。日本ではここまでのサイズはほとんど無いようですけど,温暖化の影響か近年は雹が降る回数が増えており,そのサイズも今までに無い大粒のものが振ったりするようになってきています。
昨年夏から私たちヘコミ救急隊が対応していた北見市の雹災害では,やはりゴルフボール大の雹が数分間降り続いたらしく,車の雹災害としては重度の被害でした。
雹災害の車はボディのいたるところがへこみます。特にルーフとボンネットは直撃を受けるためボコボコになってしまいます。ところが,あたってるのが石とかではなく氷なので,塗装面に傷は一切ありません。
上の写真は昨年の北見市の雹害車です。車はステップワゴンですが,この車は比較的被害が少なかった方ですが,それでもルーフだけで約300箇所のヘコミがありました。酷いものだと800~1000箇所ものヘコミがあるものもありました。
こうした傷のないヘコミは板金塗装で修復するにはもったいないというのと,ルーフなどは板金修理してしまうと事故車扱いになってしまい,車の価値を下げてしまうという理由から,私たちのデントリペアによる修復が広く活用されています。雹害車の修理はデントリペアがもっとも得意とする分野だと言えるでしょう。
今回も全国的に雹災害が発生しています。私たちヘコミ救急隊は既に緊急対策本部を立ち上げ,全国の雹災害現場に被害の調査を行っています。
愛車がボコボコになって困っている人の,少しでもお手伝いができたらと思っています。
デントリペアの講師をしました。
こんにちは。ヘコミ救急隊の隊長の石原です。
今日は東京都立職業能力開発センター の板橋校で講師の仕事をしてきました。
ここは専門的な職業の技術を教える都立の学校で、ここの学科では板金塗装を教えています。
今回は板金塗装のなかでも特殊な板金技術として「デントリペア」というものが存在するんですよ、という内容を生徒に教え体験してもらうというのが目的です。
ここの学校で講師をさせて頂くようになってから今年で6年目になります。
さて、今年の生徒はどんな人がいるのでしょうか。
まず教室で座学です。
ヘコミ救急隊の成り立ちから、デントリペアという技術の理屈についてお話をしました。
そしていよいよデモンストレーションです。
ボンネットにハンマーでヘコミを作り、直して見せました。
「おお!直ったー!」
そんな声と拍手が聞こえてきました。
石原:「このデントリペアはミリ単位で正確に狙ったポイントを押せるようにならないと、きれいに直せないんですよ。このデモをみて下さい。」
そう言って、1ミリに満たない小さな傷を釘の先で作りました。
その傷のど真ん中を突いて見せました。
「おおおお!すげえ!!」
生徒たちは感動しています。
石原:「さてみんなに質問です。このドアのヘコミを板金塗装したらいくらでしょうか?」
生徒:「10万円!」
石原:「それは高いね。」
生徒:「4万円!」
石原:「うん、そのぐらいが妥当だと思う。じゃあ、修理期間はどのくらいかな?」
生徒:「急いでやっても3日はかかります。」
石原:「そうだね。きちんと乾燥させる時間をいれるとそのぐらいかかるね。じゃあ、このヘコミがどのくらいの時間で直るか見てみよう。」
ドアに作ったヘコミをものの1分程度で直して見せました。
石原:「このヘコミはお客様に請求する金額は約2万円です。」
生徒:「おお!すげえ!じゃあ、先生は分給2万円ってことですか!?」
石原:「単純に直している時間だけでみたらそうかもしれないけども、それまでに必要な準備や練習や研究開発、あとはお客様の自宅までの出張時間があるから、そんなに高収入って訳でもないんだよ。」
それでも生徒たちはテンションマックスです。
石原:「今日はこの釘の練習まではいかないと思うので、マジックで点を書いてそれを押す練習から始めましょう。」
生徒たちは一人1本の工具を持って練習を黙々と始めました。
ここの生徒たちは20代前半の人たちが多く、日本が好景気だった頃を知りません。
みんなと話してて感じたのが、仕事することにに対しての見返りというか、頑張れば頑張るほど稼げるという事に対してあまり信頼がないように感じました。
そんな生徒たちに働くことの楽しさや、充実感みたいなものを伝えたいなと思いました。
最後に教室に戻って座学です。
今日、用意した話は
「努力しなくても金持ちになれる方法」です。
大好きな事を仕事にすれば努力していると感じないまま、気が付いたら成功するんだよという話を実際のいくつかの例を出して話しました。
4月から新社会人になるみなさん、頑張って下さい。
ここから日本を代表するような経営者が生まれてくるかもしれません。
北見雹害日記 アメリカ人職人 到着!
先日、今回の大規模雹災害に対応するために、アメリカからわざわざ北見市に駆け付けてくれました。
アメリカではこの雹災害だけを専門に対応している会社があって、この雹災害の対応方法のノウハウが沢山あってとても勉強になります。私たち日本人に対しての技術指導や業務運営に関してのノウハウのを提供して頂いております。
職人のみんなもアメリカ式の修理方法に興味津々です。
北海道テレビさんもこのニュースを聞いて取材に来てくれていました。
そして、今日は初日ということもあり早めに作業をきりあげて北見市のいっこん家さんでアメリカ人職人のみなさんの歓迎会をやりました。
殆どの職人の方が初めての日本の訪問という事で、日本食にすごく興味を持っていました。
「うげえー!なんじゃこれ!?」
一番若手のハンサム男ロッキーが指をさしたのはあんかけ風おもちの上にのったかつおぶしで、それががゆらゆら動いているのをみて生きていると思ったようです。笑
彼らは我々のチームにとってこれから頼もしい戦力になることでしょう。
お酒を飲みながら、アメリカでの雹害現場での運営方法の違いや、技術的な情報交換など沢山のお話を聞いて救急隊の隊員のみんなも興奮気味でした。こうして日米間で協力体制を今後もさらに強化していきたいと思っています。
最後に記念撮影。
これから日米の交流が頻繁に行われ、お互いに切磋琢磨できることを願います。
ひょう害日記 トヨタカローラ北見店を拠点に
おはようございます。ヘコミ救急隊の隊長の石原です。
7月に入ってから、トヨタカローラ様のご協力により北見東店を貸していただくことになり、こちらに「雹害対策本部」を設置することになりました。
ここの拠点にすべてのひょう害車を集中させて効率よく対応していくのが目的です。いよいよ本格的にヘコミ救急隊のチームが稼働です。
東京ではありあない程の広さで敷地面積があり1000坪以上もあります。
16台の車が一度に作業できます。今回の対策本部は過去の救急隊の歴史でも最大規模になります。
エアコンの効いたショールームに車を入れて作業をしています。
最高の作業環境に成川マネージャーもご満悦。笑
野地隊員も真剣な表情で作業しています。
こちらは佐竹マネージャー。
主に見積もり、保険協定、伝票作成などの事務仕事をしていただいています。
佐竹さんは仙台の出身で今回の震災で大変ななか、北見に駆け付けてくれました。
また大阪から藤井さん率いるテックトレーディングのみなさんが大阪から駆け付けてきてくれて、総勢20名弱で作業にかからせて頂いております。
北見市内では雹の被害に会われた方でまた修理の目途が立っていない方が沢山いらっしゃると聞いています。
1日でも早く、お客様の皆様の車が元通りになって「こころのヘコミ」も治るように毎日一生懸命作業をしてまいりたいと思っております。
隊長 石原