今朝の朝日新聞論壇時評は、憲法改正について、取上げ、筆者は

「世論調査が示すように国民の大多数は改憲の必要など感じていない」

「日本国の未來の為にもっとやるべきことが他にあるはずだ」と述べている

我が国に最早、福澤諭吉はいないのだろうか?

何故、我が国は現実を見ないのか

中国の弾道ミサイル増強は戦略環境をパラダイムシフトさせている

自民党の部会も、トマホーク等攻撃的戦力保有について提言を出した

日本が安全保障以外にも課題を抱えていることは、指摘の通りであるが、安全保障についても、現実を踏まえた議論がなされるべきである

我が国は戦前も常勝神話に陥り、現実を見ずに失敗した

今は平和神話が現実を見えなくしている

このように平和神話が蔓延している状況だからこそ、学会等が、現実を踏まえた議論を提起することが必要なのである

まして、論壇時評なら、広い範囲からの議論があってしかるべきである

戦前と同じなようで残念であるとともに、危険を感じる

我が国は変わっていない

我々は知らず知らずの内に、東条英機になってしまっているのである

東条首相は日米国力差の議論を我が国には精神主義があるとして封じた

今、平和神話により、民主主義があっても、議論は実質的には封ぜられているに近い

ツイッター#安全保障学の武内教授も指摘していた

「民主主義はシビリアン・コントロールを保証しない」

まさに今必要なのは、福澤諭吉である

明治維新の頃の、自由な開かれた議論を展開する、学者が求められている

我々がようやく手に入れた民主主義を実際に機能させる、触媒となる、「福澤諭吉」が求められている