総理が講演で、「自衛隊の意義と役割を書き込む案を検討する」と述べたそうだ

適切なことである

自民党の憲法改正組織の議論は、現行解釈を1ミリも動かさない前提とされているが、それならば、むしろ、有害である

現状時点で専守防衛を再確認することは、当面は変えれないことを意味し、戦略環境のパラダイムシフトが進む中、有害、危険、無責任と言わざるを得ない

現行憲法は「戦力不保持」であるが、自衛隊を保有してきた

条文と合っていないが、それを解釈で整理してきた

しかし、そのようなやり方は本来は適切でない

小学生が読んで分かるものに近づけることが基本である

9条1項の戦争放棄は当然残し、

2項についても自衛権を上回る戦力、詰り、戦争の為の戦力は持たないという意味で、レガシーとして残し、

3項に

「自衛権を行使する自衛隊を保有」する旨を明記すべきである

最早、解釈に依存した憲法はやめた方がよい

自衛権を行使するという意味は

攻撃的戦力保有による抑止とフルスペックの集団的自衛権を認めるという意味である

中国の弾道ミサイル増強による、戦略環境のパラダイムシフトを踏まえれば、弾道ミサイル等攻撃的戦力保有による抑止が必要である

また、台湾の民主主義維持の困難性を踏まえれば、フルスペックの集団的自衛権による、東アジアの民主主義維持の為の努力を我が国も米とともに担うことが、日米同盟継続の為にも必要である

国民に、小学生にも、分かりやすい憲法に改正すべきである

ガラス細工のような解釈等分かりにくく、また、策を弄するようなやり方は、最早、適切でないし、国民に対し失礼である

憲法は国民が作るという立憲主義の趣旨を踏まえ、憲法改正により、何を可能にする必要があるかを明確に国民に対し説明し、条文に分かり易く明記するという、当たり前のことを行うべきである

憲法改正は、そのような形で、正面から、国民に説明することが、むしろ、実現の為の近道だと思われるし、また、国民との関係としても、そうあるべき重要事項である

我が国の現状の懸案、喫緊の課題は、安全保障と社会経済の戦略の空洞化に対処することである

安全保障は憲法改正である

社会経済は少子化や消費停滞をもたらしている、社会システムの公平性劣化を解決する為、公平性を回復することである

政府は「みんなにチャンス」を実現しようとしている

憲法改正と「みんなにチャンス」を実現すれば、空洞化した戦略の再構築が可能となる