ツイッター#安全保障学の武内教授が縦深戦闘について書いている

弾道ミサイル時代において縦深性は如何に追求されるのだろうか

国土の縦深性があれば、弾道ミサイル攻撃による、相手の反撃を防御しやすいように、縦深性が利用されよう

相手が巡航ミサイルや航空機による反撃しかない場合には有効である

縦深性により、防御の機会を増すことが可能である

多層防御が可能となる

しかし、相手が弾道ミサイルを保有していれば、縦深性は必ずしも機能するとは言えない

弾道ミサイルの速度の速さ等の有効性が縦深性の効果を上回ることになろう

弾道ミサイル時代には、弾道ミサイルの有効性を前提にした、抑止の体制が望ましい

核におけるMAD、相互確証破壊のような形で抑止と安定を図ることに向かうべきではなかろうか

我が国は弾道ミサイル時代に戦略環境がパラダイムシフトしている中で、弾道ミサイルを保有しないで抑止を維持することは困難である

航空機や巡航ミサイルに戦力を限定すれば、縦深性を利用することにより、航空基地等高価値についての防御を可能とし、一方で弾道ミサイルの保有により相手戦力を無力化することが可能となる

直感の通り、弾道ミサイルの時代に、弾道ミサイルを保有しないで抑止を維持することが難しいのは当然である

我が国が専守防衛を墨守し、弾道ミサイル保有をしなければ、縦深性を利用した防御と、弾道ミサイルによる効果的な攻撃という、合理的な戦略が益々追求されよう

いびつな構造、非対称な構造が抑止を維持しえないないことは直感が示す通りである

憲法改正し、弾道ミサイル等攻撃的戦力保有による抑止を可能にする時である