夫婦関係破綻について
夫婦関係が破綻しているから離婚したい言う旦那や妻。
夫婦関係が破綻していないから離婚はしないという妻や旦那。
色々なケースがありますが、
基本的には、裁判では普通は認められないくらいだと思ってください。
「もう2年もセックスしてなくて夫婦関係が破綻しています」
と言われたり、
「会話もなく、喧嘩は多く、、、破綻しています」
と言う方がいますが、これは破綻とは違います。
夫婦関係の破綻というのは、完全別居して、子供や生活費のみについて
連絡を取り合うような関係であっても、5年でも認められなかったり、
10年セックスレスだろうと、相手が
「え、、、それで離婚するっ言うくらいなら、セックスするよ。そんなつもりはなかったし、、、、」
と言われたら、夫婦がどのようにセックスレスだったのか誰も証明できませんから、離婚にはなりません。
不倫でお悩みの方からも、
「彼は何度も奥さんに離婚したいと告げていて夫婦は破綻しているのに」
と仰ることがありますが、これも間違いです。
片方が離婚請求をしようと、片方はまだ夫婦として
やっていきたいと考えていたり、
喧嘩の勢いで「離婚するよ!」と言ったり、
離婚届けをもってきたとしても、それは痴話喧嘩の範疇です。
夫婦関係が回復されないような出来事があれば
片方が夫婦関係継続や修復を望んだとしても破綻としてみられます。
当たり前のことですが、
他の異性とセックスをされたら、それを忘れられないし許せないですよね。
ですから「された側」の方から離婚請求は可能です。
これを不貞行為ともいいますね。
DVもそうです。立証が難しいですが、男性であっても
奥さんが包丁で刺してきたら、もう怖くて一緒にいられないですよね。
強度の精神病もそうです。
病気なので可哀想ではありますが、だからといって
健康な側が一生面倒みて人生を終わるというのも間違っているでしょうから、これも婚姻関係を継続しがたい事由として認められます。
行方不明になられても同じですよね。
こうしたものがある程度決まっていますので、
自分勝手な解釈をしてはいけません。
これで気付かれたように、
夫婦というのは契約書で交わした関係なので、
一方的な破棄というのは成立しません。
ですが、法律は完ぺきなものではありません。
それによって苦しむ方もいるでしょう。
愛のない生活に。
どうしても離婚したいのに、離婚して欲しいのに、、、
という場合は、同じ状況から離婚を成立させた人の方法を知ることです。
それは時には方法ではなく、偶然そうなったというケースもあります。
しかし、偶然そうなったとしても、あなたのケースに当てはめて
実現することもできるかもしれません。