離婚回避、夫婦関係の修復をしたい方へ
今月になって、
●離婚したいけど、一切、相手が離婚を受け入れてくれない…
●離婚したくないのに、強行的に、離婚を迫られている…
という真逆のご相談が増えています。
夫婦どちらの言い分が正しいかは関係なく、
我々は、弁護士同様、ご相談やご依頼をいただいたお客様側にとって
有利な方法を考えたり、アドバイスしたりします。
従って、離婚したい側面、離婚したくない側面、の両面を見るケースが
非常に多く、ある種、我々の立場でしか分からない経験が積めますので、
そのことが、離婚したいお客様にも、離婚したくないお客様にも、
的を射たアドバイスが行える秘訣になっていると感じています。
離婚回避、夫婦関係の修復に取り組むのであれば、先ず、
●日常行為となる、あいさつなどは、欠かさずに行う
●相手の考え方が気になっても、自ら離婚の話を蒸し返すことは避ける
●相手から「なぜ離婚に応じてくれないのか?」と聞かれたときに、
分かりやすい理由が言えるようにしておく。
決して、適当に扱ったりはしない。
●相手が離婚を求めていることに感情的になるのではなくて、
なぜ、離婚を求めているか、自分にも非はなかったかを確認する
●相手に浮気相手(愛人)がいることが判明しても、慰謝料請求を行ったり、
愛人に直接連絡を取るような、感情的な行動は避ける
を徹底しなければなりません。
よく、
「相手が浮気してるなら、離婚はしなくても、浮気調査で証拠を撮影するべきだ!」
「相手が浮気してるなら、離婚はしなくても、浮気慰謝料を請求すべきだ!」
とアドバイスしてくる弁護士や探偵がいますが、私は、少し考え方が異なります。
離婚したいと思っている立場からすると、
浮気の証拠を撮影され、それをもとに、慰謝料を請求されたり、
愛人を罵倒されたりすれば、内面上で、ますます離婚したい気持ちは高まりますし、
相手のことが嫌いになり、信頼関係が根本から崩れる恐れもあります。
見たくも無い浮気の証拠や、お金がそんなに大事でしょうか?
離婚したくないのであれば、
●できるかぎり感情的にならない
⇒感情的になればなるほど、離婚の危機は回避できません
●浮気調査を行い、知りたくもない情報を入手しない
⇒愛する相手が浮気していたとしても、相手を信じる
●慰謝料を請求し、その場限りのお金をもらわない
⇒愛する相手から慰謝料をもらっても、何も嬉しくないですし、満足もしません
●もし離婚することになったら…ということを考えない
⇒相手を愛する以上、通常の恋愛と同じく、前向きさを忘れない
などなどが重要になります。
悪いのは、浮気してる相手なんだから、何で浮気されてる側が
気を遣わないといけないの??と思われるかもしれませんが、
現実問題、離婚回避や夫婦関係の修復を目指されるのであれば、
相手を攻め倒したり、弱みにつけこんだりするのではなく、
相手を信じ、一歩下がって相手を思いやること
が大切になってくるのだと思います。
離婚を回避してきた方、夫婦関係の修復に成功した方の共通点はそこです。
例え相手が悪くても、例え自分が損をしていても、
この先大損をするかもしれないと思っても、この先が不安であっても、
最終的には、大きな心で相手と接することができた方が、
離婚回避、夫婦関係の修復に成功している と言えるのです。
もちろん、簡単なことではないですが、
離婚したくない以上は、頑張っていきましょう。