以下、時事通信社のサイトより。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2007103100611
 
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改正少年法、施行=14歳未満でも強制調査
 凶悪事件の低年齢化に対応するための改正少年法が1日、施行された。刑事責任を問えない14歳未満の少年事件でも警察に強制調査権が与えられたほか、少年院送致の年齢がこれまでの「14歳以上」から「おおむね12歳以上」になり、家庭裁判所が特に必要と判断すれば、小学生でも少年院に送ることができるようになった。
 改正法は今年5月に成立。これまでは14歳未満の少年が法に触れる行為をしても、警察には任意での調査しか認められていなかったが、同法施行により今後は家宅捜索や証拠品の押収などができる。一方で、少年が殺人など重大事件を起こした場合、家庭裁判所が国費で少年に弁護士を付けることができる「国選付添人制度」が導入された
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現実には、小学生がバシバシ少年院送りになるってわけでもないのだとは思う。
期待されるのは、抑止効果か?
 
「バシバシ送ってしまえ!」と思ってる人がいたら、少し考え直した方がいい。大人でも言えることだけど、世間から隔絶された集団生活を長いこと送ると、一般社会に戻るのが困難になるものらしいから。
 
/精神病院の長期入院者。中間に社会復帰施設が必要とされる点は、長いこと言われていることだ。
/自衛隊。これは小川和久氏が、任官拒否などについて80年代頃に書いた本で、大分前に読んだ。電話に出るとか、そういう事にもためらいが生じる例もあるとか。今はどうだ?
/養護施設の収容児童。大規模収容がなされていた頃。電車の切符が買えない、など。
 
‥‥これらの例が、全体のどれだけの割合であるのかは不明であるが。
また、少年院の現状がどうなっているかも筆者は知らない。
 
問題は後の社会的コストの損得で、割に合うかどうかだ。
以前テレビで見たけど、アメリカで、あまりに受刑者が溢れすぎて、一部「自宅軟禁」で代替した自治体があった。毎日決まった時間に報告義務を負ったりと、かなり窮屈なものらしい。
良かった点は、再犯率が減ったことだと言う。
 
晃彩 晶 Kousai Akira