おむすびにまつわるエトセトラ | Heartful Mind  

おむすびにまつわるエトセトラ

先日、バレエ仲間とのランチタイムのこと・・・


皆ほぼ同世代。夫あり、子どもありも何名かいたので、必然的に話題は

妻トークへ・・・


会社勤めのTちゃんは、毎日ご主人にお弁当を作ってもらっているそうで

みんなで、「Tちゃんは妻力あり!!」と賞賛していました。


ちなみに、最近のTちゃんのお弁当は、炊き込みご飯・煮物なども入っているのだそうです!

煮物は、ご主人自ら前日から仕込んで用意しておくのだとか・・・素晴らしい゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚


そんな風に、ご主人を教育したのだとTちゃんは言うのです。



いっぽうまだ、二十代のKちゃんは、3歳と1歳のお嬢さんをもつママさん。


Kちゃんは、ご主人のお仕事の関係で、5年間アメリカで生活をしたそうで

最近日本に帰国しバレエを開始。


最近お勤めにも出るようになったそうで、やっぱりお弁当持参派。

けれども、お子さんがまだ小さく手がかかるので、おむすびを2つくらい握るのが

精一杯だと言っていました。


私は、今でこそ自宅で仕事をさせてもらっているので、お弁当を持って会社に

行くことがありませんが、夫のお弁当は毎日作っています。


おむすびだけの時も、もちろんありますが大抵は前日の夜にごはんを炊き

お弁当箱につめて、お風呂に入っている間に冷ます。

おかずは、まとめて週の初めに作り置きをしたり、夜ごはんを作るときに

少しだけとっておいて、味付けを変え、作り置きを補充・・・

それを日替わりで詰めるといった感じです。


けれども、私が忘れられないのは、自分で作ったお弁当の話ではなくて

会社勤めだった頃、5月病になり(笑)ひぃひぃ言いながら会社に行っていた時に、

夫が作ってくれたお弁当のエピソードなのです。


まんまるくて、大きな大きなおむすびでした。


おかかと、私が大好きな、たまごふりかけのシンプルなおむすび・・・

ピンクの紙袋の中に入れて、用意してくれたことがあったのです。


会社でそれを食べていた時、先輩が「なんだーゆうこちゃん時間なかったの?」と

笑いましたが、次の瞬間涙がぽろぽろとこぼれてしまい、先輩を困らせてしまいました(笑)


訳を話すと、先輩も涙ぐんで「あーーー・・・結婚したいガーン」としみじみ言ってましたが

あの時食べたおむすびは、本当に美味しかったのです。



数年後、かもめ食堂 という映画をみて、ハッとしました。

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主人公の思い出エピソードで、お父さんが作ってくれる大きくて不恰好なおむすびの話が

登場します。この映画のキーワードですね。


「おむすびは自分で握るより、

ひとに握ってもらった方がずっとうまいんだ」


私も、本当にそう思います。

自分を大切に思ってくれているひとが握ってくれるおむすび以上のご馳走は他にないと

私は思います。


お母さん、お婆ちゃん、お父さん、それからお兄ちゃん、そして夫・・・

私は今まで家族におむすびを握ってもらい、本当に幸せ者です。


今でも時々、夫の握ったおむすびが食べたくなるのです。


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