まりさん、のり子さん
、ひろしさん
の疑問に、
ハートフルちゃんが丁寧にわかりやすくお応えします。
まりさん(20代・女性)
最近、うつ、自殺の話題をよく耳にするようになり、心理学、カウンセリングを勉強しようかと考え始めている
のり子さん(30代・女性)
カウンセラーして手に職を持ち、社会貢献活動を目指したいと考えている
ひろしさん(40代・男性)
職場で上司とあわず、うつ病で休職したが認知行動療法で回復。その経験を活かし、同じ悩みの方を支援したいと考えている。
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のり子さん
「以前、ハートフルちゃんが言っていた、
認知行動療法とはいったいどんなものなんですか」
ハートフルちゃん
「認知行動療法とは
1970年代にアメリカで、アーロン・ベックによって開発された認知療法に、行動療法が結びついた心理療法の一つです
うつ病、パニック障害、摂食障害など、
心の病気に今もっとも効果的なカウンセリング技法のひとつといわれています。」
のり子さん
「心の病気に、今もっとも効果的なのですね
1970年代といったら、まだまだ最近、40年ほど前から始まった、
新しい心理療法だということですね
実際に、どういう療法ですか」
ハートフルちゃん
「何か物事が起こったときに、私たちの頭にパッと浮かぶ考え、
これを認知というのですが、
この認知をネガティブなものからポジティブなものへ変えていく療法です。」
のり子さん
「認知、つまり何か出来事があった時にパッと頭に浮かぶ考え方を、
前向きなものに変えていくのが、認知行動療法なんですね!
具体的に、どのように進めていくのですか」
ハートフルちゃん
「例えば、のり子さんさんが職場の上司から、
『急を言って悪いが、この会議資料をあと30分でまとめてくれ』と仕事を振られたとします。
その時、『いきなりこんなこと振ってくるなんて、上司は私のことを嫌っていて、苛めたいに違いない。』と考えたとします。
すると、気分は悲しく、落ち込み、やる気が失せてしまいます。
そして行動はというと、集中できず作業がはかどらず、ミスも連発、といった行いをしてしまいます。
考えがネガティブなものだと、感情や行動もネガティブなものになり、これが悩むということにつながっていくのです。
ですから、考え方を見直し、再構築していきます
例えば、のり子さんの仲のいい同期社員がこの同じ状況に陥って悩んでいたとしたら、のり子さんはどうのように声をかけて、励ましてあげますか」
のり子さん
「うーん、そうですね・・・
『上司はきっと、あなたに期待しているんだよ!
あなたならいい資料を作れると信頼して
頼んできているんだから、頑張ろうよ!』と励まします」
ハートフルちゃん
「では、それを落ち込んでいたのり子さん自身が、自分に当てはめて考えてみると、どうでしょうか?」
のり子さん
「はい、期待されているんだから頑張ろうと思うと、
なんだか気持ちが楽になり、やる気が出てきました!」
ハートフルちゃん
「そうですよね。
このように考え方をポジティブに変えると、
気持ちが楽になり、やる気も出てきます。
そして、行動はというと、活力が湧いてきたので、
集中して作業に取り組めます
こうやって悩みを解決・改善へ導く方法が認知行動療法です。」
のり子さん
「なるほど!考え方を修正し、悩みの解決・改善へ向かうのですね。
認知行動療法の仕組みがわかりました。
でも、今回の悩みはひとまず解決ですが、
また別の出来事があった場合に同じように
考え方を見直すことができるのか不安です。。。」
ハートフルちゃん
「例えば、今まで右利きだった人が、左利きに変えなくてはいけなくなったとしたら、最初は慣れなくて大変です。
練習が必要でしょう。
これと同様に、悩みやすい人や心の病気の人は、
考え方がネガティブに癖ついているので、
ポジティブに癖つくように、繰り返しトレーニングが必要です。
認知行動療法のカウンセリングを繰り返すことで、
考え方の癖や偏りを見直していきます。
癖や偏りがなくなってくると、悩みにくくなり、
自分の心のセルフケアもできるようになり、
病気の再発防止にもつながります。」
のり子さん
「なるほど。考え方の癖を直すために
繰り返し訓練をして、悩みにくい心にしていくのですね!
セルフケアができるようになり、
病気の再発を防ぐこともできるので、
認知行動療法は効果的といわれている。
認知行動療法の素晴らしさがわかりました」
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