第4の習慣「Win-Winを考える」
第4の習慣は、「Win-Winを考える」(Think Win-Win)です。
Win-Winという言葉が定着した今、この習慣はとても分かりやすかったです。
この言葉は、コビー氏のこの本で広く知られるようになったようです。
お互いにとって利益になるような仕事の仕方をしよう、という意味ですが、この章には、Win-Winとは、「人間関係の総合的な哲学で」あり、人間関係の6つのパラダイムの一つである、と書かれています。
6つのパラダイムとは、"Win-Win"、Win-Lose"、"Lose-Win"、"Lose-Lose"、"Win"、"Win-Win or No Deal"です。
Win-Loseは、自分が勝ち、相手が負ける。
Lose-Winは、自分が負け、相手が勝つ。
Lose-Loseは、お互いに負ける。
Winは、自分だけが勝ち、他者は関係ない。
Win-Win or No Dealは、「双方にメリットのある解決策が見つからなければ」、「合意しないことに合意する」ということである。
ビジネスの世界では、会社の規模でこの関係性が決まりやすいのではないかと思います。
大きな会社は自分が有利なようにビジネスを進めやすいからです。
そして、小さな会社は何とか取引をしたいがために自分を押し殺して、我慢して、Lose-Winの関係を築きがちです。
コヴィー氏は、「現実の人間社会においては、ほとんどが相互依存関係なのであり、(Win-Win or No Dealを除いた)5つのパラダイムの中でWin-Winが唯一の実行可能な選択肢になるのだ」と言っています。
荒川 鹿浜橋付近より撮影
2020年1月の1枚
淀川 十三大橋から撮影
2月も1週間過ぎてしまいましたが、1月に撮った写真です。
スマホのおかげで気楽にどこででも写真を撮ることができるようになりました。
きれいな景色や気になったもの、思い出になりそうなものなどを撮りためています。
写真はあまりうまくありませんが、写真を撮るのは好きです。
そんな中から毎月1枚、その月に心に残った写真を残してみたいと思います。
1月はこの、大阪、淀川の写真です。
1月は行事が多かったですが、一番印象に残っているのは大阪1泊旅行です。
この写真は、一泊した翌朝、ホテル周辺をジョギングした時に撮った写真です。
十三大橋という橋の上から撮りました。
淀川は汚いイメージがありましたが、荒川よりずっときれいに見えました。
第3の習慣「最優先事項を優先する」
第3の習慣は、「最優先事項を優先する」(Put first things first)です。
最初のページに、ゲーテの言葉「大事を小事の犠牲にしてはならない」が紹介されています。
大事とは何か?
これをコヴィー氏は、時間管理のマトリックスを使用して説明しています。
時間管理のマトリックスとは、横軸に緊急度、縦軸に重要度を置き、これらを組み合わせた4つの領域に分けています。
第I領域:緊急で重要な仕事:
危機への対応、差し迫った問題など。
第II領域:緊急ではないが重要な仕事:
新しい機会を見つける、準備や計画、人間関係作り、心身をリラックスさせることなど。
第III領域::緊急だけど重要ではない仕事:
多くの電話やメール、報告書、会議。無意味な接待は付き合いなど。
第IV領域:緊急でも重要でもない仕事:
雑用、暇つぶし、快楽だけを追求する遊びなど。
この中で一番重要なのは、第II領域であり、この領域の活動に時間を掛けなさいと言っています。
時間マトリックス
以下は本文から。
「自分の時間と人生を効果的にマネジメントする方法は、バランスよく優先順位をつけ、それを実行することだ」
「建築の世界には、「形態は機能に従う」という言葉がある。これと同じで、マネジメントはリーダーシップに従う。あなたの時間の使い方は、あなたが自分の時間や優先すべきことをどうとらえているかで決まる。原則中心の生き方と個人的なミッションに基づいて物事の優先順位を決め、それがあなたの心と頭に深く根付いているなら、あなたにとって第II領域は、自然と喜んで時間をかけたい場所になるはずだ。」
「自分の中で大きな「イエス」が赤々と燃えていなければ、忙しくしているだけでそれなりの満足を得られる第III領域の仕事や、気楽に時間をやり過ごせる第IV領域に逃げ込む誘惑にきっぱりと「ノー」ということはまずできない。」
きっぱりと「ノー」と言うために、大きな「イエス」を燃やしたい。
千住本氷川神社の大黒天