二次創作小説⇒テニスの王子様小説「「Believe in 氷帝学園編 出会い~宍戸&鳳」 | ミにならないブログ~ゲーマー主婦のお絵描きと子宮体癌~

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二次創作小説


作品
テニスの王子様
宍戸&鳳×堂本光子

執筆日
2006年6月20日

コメント
宍戸、長太郎ファンの皆様、出会い編をセットにして申し訳ありません
でも、やはり二人の仲良さげなところを出したかったので、あえてそうしました
あまりドキドキはないですね
もう少しドキドキ要素を入れればよかったですね
これじゃふつーじゃん?!っていう(笑)
期待はずれで申し訳ありません

小説

「Believe in 氷帝学園編 出会い~宍戸&鳳~編」




桜も散り、緑の葉が生い茂る5月
堂本光子が氷帝学園中等部に入学して早1ヶ月になろうとしている
おとなしく引っ込み思案な は、クラスになじめず孤立していた
ゴールデンウィークも両親は仕事で家をあけることが多く
家族旅行なんて到底無理だった
そんなゴールデンウィークも半ばの昼下がり、 はいつものように夕飯の買い物へと出かけた
気分転換に違う道をとおり、広い公園の前へ出た

その時、1人の男子が に向かって叫んでいた

「すいませーん、ボールとってくださーい」

足元を見ると黄色いボールが転がっていた
はそのボールを拾い、叫んでいた男子の元へ駆け寄った

「はい、どうぞ」
「あ、ありがとうございます」

光子はそのまま公園を出ようとしたが、男子生徒が呼び止めた
「あの、ちょっと待って」
「はい?」

光子は何故呼び止められたのかわからず、佇んでいた
「君、たまに駅でみかけるよね?氷帝学園中等部の生徒ですよね?」
その少年は汗を輝かせながらさわやかに聞いてきた
「あ、はい、えーと・・1年の堂本光子です」
光子には全くその少年に見覚えがなかったので首をかしげながら答える
「あ、ごめんごめん、俺は氷帝学園中等部2年テニス部所属の鳳長太郎です」
礼儀正しく挨拶をした鳳に、光子も一礼した

鳳がなかなかもどってこないので、もう1人の少年がしびれをきらして二人に走り寄ってきた
「おい、長太郎、なにやってんだ?」
「この人がボールを拾ってくださったので、お礼をしていました」
鳳はそう説明すると、その少年はかぶっていた帽子をとって挨拶した
「おぅ、それは悪かったな、俺は氷帝学園中等部3年宍戸亮だ、
 今こいつと公園のテニスコートで練習してたんだ」
笑顔で光子に向かって挨拶すると、鳳が光子のことを説明した
すると宍戸は
「もう少し練習してっから、良かったら見ていかないか?
 ジュースくらいおごるぜ?」
そういって を誘った
「そうですね、もしお時間があればいかがですか?」
鳳も宍戸の意見に賛成した
「あの・・でも・・買い物が・・」
と最初は嫌がりながらも、家に帰っても誰もいないんだしと思い、結局練習を見ることとなった

「はい、コーラで良かった?」
鳳が自動販売機から買った冷たいジュースを光子に渡した
「ありがとうございます、鳳先輩」
光子がジュースに手をかけると、鳳はテニスコートに戻り宍戸と練習を再開させた

「よし、おもいっきりこい!長太郎!」
「はい!宍戸先輩ッ!」
「えいっ!」
そこには驚くべき光景がまちかまえていた
鳳が打ったサーブを相手コートで宍戸が素手で受け取っているのだ
「す・すごい」
光子はしばらく目をまんまるにしながら見ていた

ジュースも飲み終わった頃、宍戸と鳳はスマッシュ10本終わらせ、
光子がいるベンチへと戻ってきた
「ごめんね~、退屈だったでしょ?」
すぐに話しかけてきたのは鳳だった
「大丈夫です、すっごく楽しかったです!鳳先輩も宍戸先輩もすごいです」
少し興奮した口調で話す だった
「おい、長太郎」
鳳の後ろから宍戸がタオルを鳳に投げた
「ありがとうございます、宍戸さん」
二人で白いタオルで汗を拭くさまが、夕日で赤く輝いて、まるで青春ドラマの1シーンのようだった
「お二人って仲がいいんですね」
軽く笑って光子が言うと、宍戸があわてた口調で否定した
「どうして否定するんですか?宍戸さん?俺たち仲いいですよね」
満面の笑みでシッポをフリフリしているワンコのように言った
「それより、お前このあとどうすんの?家に帰るんだったら送っていくぜ」
宍戸は話を変えたかったのか、紳士な態度を見せた
「買い物があるんで、1人で帰ります、ジュースありがとうございました」
光子は立ち上がってそういった瞬間、ポケットの中からメモ用紙が舞い落ちた
それを拾おうとしたとき、宍戸と光子の手が重なった
「あ、ごめん」
「あっ」
二人同時に声をあげ顔を赤くした
そんな姿を横目に見ていた鳳は、嫉妬しているようだった

「俺たち休みの日はここで練習してること多いから、良かったらまた見にきてくださいね」
そういうと、二人は仲良さげに駅の方へ帰っていった
(先輩たち本当に仲いいなぁ、まさか?まさかホモ?・・・そんなわけないわよね~
 でもスポーツ部の人ってホモな人多いって聞いたことがあるわ、あやしいなぁ~)
などと考えながらも は買い物をおえ、1人自宅へと帰ったのであった
1人で過ごすはずだったゴールデンウィークの一日、楽しく過ごせた だった・・・


***END***


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