「○△シンゾーさん〜」
心臓血管外科の待合室で、看護師さんが大きな声で呼びかけた。
"シンゾー"さん。
「はい」と、立ち上がったのは、隣に座っていたおじいさんだった。
どんな漢字のお名前か、しばし想像するも、
シンゾーさんの心臓がいつまでも元気でありますように、と心の内で願った。
新緑の季節のある日、心臓血管外科へ定期検診に訪れた。
病院の中庭にある木が、5月の太陽の光に照らされてキラキラと輝いていた。
生命力が溢れている大きな木だ。
7年前、この病院で心臓手術を受け、長く入院している時に、
よく中庭を眺め、その生きる力を放つ大木に元気をもらったことを思い出す。
おかげさまで、元気に過ごさせてもらってます。ありがとう。ありがとうね。。。
感謝を伝え、検査に向かった。
血液、尿、レントゲン、心電図、心臓エコー検査を受け、医師の診察室へ。
医師からいただく言葉を待つのは、毎回、ドキドキする。
相変わらず、口数がとても少ない先生である(苦笑)
シーン…
「うん、大丈夫」
一言だけ。
シーン…
シーン…
あれ、これで終わり?!
シーン…
先生…
大丈夫ならば良いのです!
良かった〜!
嬉しい!
(でも、先生、もうちょっと、患者に対して言葉を…と毎回思うのです・苦笑)
先生に御礼を伝え、晴れやかな気持ちで、病院を出た。
太陽が眩しい。
良かったね、と言葉をかけてくれているように感じた。
今の私があるのは、たくさんの人たちのおかげ。
ありがとう。
ありがとう。
(>_<)(T-T)
ありがとう!!
※今回の検査について、後日、記事にしたいことがあります。また更新します。