2012年11月3日から始まりました木津川アート2012。
京都と奈良の県境にあるJR加茂駅から、
バスで約8分の当尾小学校跡地がメイン会場になります。

JR加茂駅の改札を出てすぐ正面には
実行委員会の人達が、パンフレットを配布したり、
コミュニティーバスのフリーパスを販売されたり
していました。
地域をあげてやっている感があって良いですね。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 当尾小学校


当尾小学校に付き、バスを降りると子供達が
露店を出して手書きのチラシも配っていました。

さて、いよいよ小学校の中へ。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 空き缶を利用したカメラ


空き缶を利用したカメラで撮影した作品があり、
幾重にも重ねて撮った写真が不思議な雰囲気のある
合成写真になっていました。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 大場典子さん


暗い室内に針穴(ピンホール)を開け、景色が映しだされる
部屋のインスタレーション作品は大場典子さん、松嶋真さん、
大手久美さんによるものです。


体育館の壁面とステージには、力強い彫刻がありました。
作者の水島太郎さん自身も地元で生まれ育ち、
『原点』をテーマに作られていました。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 水島太郎さん


体育館を出るとコニシマキコさんの作品があります。
大小様々な大きさの絵画がまとめられていて、
記憶の断片をイメージされたようです。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート コニシマキコさん


調理室にはメトロノームの音が不気味に響きわたり、
什器や排水溝にはスプーンやピンセットやメス等が
丁寧に並べられ、まるで病院にいるかと錯覚してしまいました。
川中政宏さんのインスタレーションです。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 川中政宏さん


西階段は少年少女科学クラブのインスタレーションで
空間が青で包まれていました。
近くにいた小学生達は怖いと言っていましたが、
はたして作家はそういう意図だったのだろうか。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 少年少女科学クラブさん



藤友陽子さんの銅版画作品は、
各引出に1つずつ収まっていて、商品のように眺めてしまいました。
作品は繊細で立体的な描写がされているためか、
理科準備室の雰囲気にマッチしています。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 藤友陽子さん



出村実英子さんの作品は、金色や銀色のポリエステル繊維に
葉脈だけ残した山茶花の葉が付いています。
室内だけでなく、外の風景にも溶け込む空間でした。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 出村実英子さん



東階段は白色だけにも関わらず、何かが
無重力で浮遊していて楽しい空間です。
加藤史江さんの作品です。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 加藤史江さん



図書室で、飛び出す絵本を展示していたのは、
さとうまちこさん。
彼女の作品は私のブログにも度々登場しています。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート さとうまちこさん2



飛び出すだけでなく、ページを開くと同時にクルクルと
回転するピエロ等、あまりに完成度が高いので、
すべて自作だと気付いてくれる人も少ないのだとか。
子供だけでなく大人の反応もすごく楽しそうでした。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート さとうまちこさん1



中尾めぐみさんは、普段は油絵具を使うけど、
今回は水彩で自宅付近の森林をイメージした作品でした。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 中尾めぐみさん



配膳室にあった玉野由理さんの作品は、
鏡面上にモノクロで描かれた植物が
生きるエネルギーを映し出しているようにも見えます。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 玉野由理さん



校庭には、ショベルカーやフォークリフトや耕運機があり、
鉄板や木を使って作った鉛筆が装着されています。
これらは実際に運転することもでき、
ノートではなく校庭をキャンパスとして、コンパスのように
円を描いたりすることもできます。
子供でなくても、大人だって楽しめます。
自分が文房具のサイズになったような錯覚に陥りますね♪
こちらは、中村岳さんのインスタレーションです。


$天上天下唯にぃ我独尊-木津川アート 中村岳さん


サブ会場へと続く・・・。


★木津川アート2012は、11月18日までです★


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
アート作品を無料で掲載できるサイト ハート.ジェーピー
         http://he-art.jp/
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆