この度、ブログがこちらに引っ越しました
http://www.healthy-pass.co.jp/blog/
アメブロではなくなりますが、今まで通り、
サプリメント情報だけではなく、食事、運動、からだについて
バラエティに富んだ内容をわかりやすく説明しています。
また、最新の論文情報などもお届けします
今後はこちらでお付き合いください
先日、ブログで酸化と糖化について簡単にまとめましたが、その時にAGEsに関するご質問がありましたので皆さまに共有させてください
【ご質問内容】
AGEsに関しては「代謝・排泄されない物質」だと理解してましたが、最近、健康食品やヒーリングでAGEsの減少効果を認めたという記述を目にするようになりました。
これは今ひとつ理解が出来ないところなのですが、どのようにお考えですか?
【回答】
AGEsに関しては、尿中に排泄されることが分かっており、尿中のペントシジン(AGEsの1つ)は測定可能です。
また、表皮中にもAGEsは存在することが分かっており、表皮剥離としても体内から脱落するものと思われます。
さらに、血液中に存在するAGEsは、AGEレセプターやその他のスカベンジャーレセプターによりマクロファージに取り込まれ、体内での蓄積、沈着するのを防いでいるといわれています。
そして、4種のハーブミックスエキス末(ドクダミ、セイヨウサンザシ、カモミール、ブドウ葉)によって、ヒトでの血中および皮膚中AGEs量が減少し、摂取をやめるとAGE量は増加するという結果が得られています。
AGEsは種類が様々あり、ものによって代謝のされやすさは異なりますが、「代謝・排泄されない物質」というわけではなく、健康食品などでもAGEs量の減少に役立てることができると思われます。
健康食品の利用もいいと思いますが、まずは食事の摂り方や食べる内容、運動を取り入れるなどに気をつけて、糖化を防ぎたいですね
(さ)
<参考>
・「糖化」を防げばあなたは一生老化しない(久保明:著)
・アークレイ株式会社のホームページ(http://ebn.arkray.co.jp/disciplines/glycation/
)
静岡県はお茶の生産量、消費量共に日本一です
そして、静岡人はお茶が大好きです
私は、子供がまだ小さいので自宅では夏でも冬でも麦茶を煮出して飲んでいますが、会社では毎日4~5杯は緑茶を飲みます
そこで今回は、『お茶の種類』と『緑茶』について簡単にまとめたいと思います(╹◡╹)
●お茶の種類
日本でよく飲まれるお茶には、「緑茶」「紅茶」「ウーロン茶」などがありますが、これらは発酵度の違いで下図のように分類されます。
お茶の種類によって「おいしい飲み方(いれ方)」や「含まれる栄養素」は異なるので、以下は緑茶についてまとめます
●緑茶について
【特徴】
発酵の工程を経ないため、ビタミン類などの栄養素を多く含むのが特徴です。
葉にはβカロテンやビタミンC、ビタミンE、などの他にミネラルや食物繊維も豊富です。
浸出液には水溶性のミネラルやビタミンC、カテキン、カフェイン、テアニンなどが含まれていますが、春から初夏にかけて出回る一番茶は旨味や香り成分に優れ、夏以降に摘み取られる葉にはカテキンがより多く含まれていると言われています。
【保存方法】
光や熱、湿度に弱く、空気に触れると劣化が早まるため、開封してから2週間程度で飲みきれる量を目安に購入するのがお勧めです。
密封していない場合は、小分けにして空気を抜いた状態で密閉し、冷凍庫に保存することもできます。
※冷凍した茶葉を使う時は、室温に戻しましょう
【おいしい飲み方(いれ方)】
お茶の入れ方の目安は、
<事前準備>
・お湯は、一度沸騰させてから葉の種類にあった温度まで冷まして使います。
・急須と湯のみはあらかじめ温めておきます。
<入れ方>
1.茶さじ1杯(約2g)×人数分の茶葉を急須に入れる
2.茶葉にあった温度の人数分のお湯を入れる
3.茶葉にあった浸出時間待ち、数人分の場合は、濃さが均一になるようにつぎ分ける
<ポイント>
●お茶を入れたらすぐに飲みましょう!
茶わんに注いで放置すると、ポリフェノールが酸化して色が茶色になってしまいます。
また、温度が下がり過ぎると濁ってしまうことがあります。
●最後の1滴まで注ぎきりましょう!
急須の中に浸出液を残しておくと、タンニンが出てきてその後に入れるお茶がとても渋くなってしまいます。
●2煎目以降は温度や浸出時間を変えましょう!
・番茶(ほうじ茶) …もともと湯の温度は高いので、2煎目は浸出時間を1分程度浸出させます。
・煎茶 …2煎、3煎は湯の温度を高くして同様に浸出させます。
今回は緑茶について簡単にまとめましたが、
「緑茶よりも紅茶やウーロン茶の方がよく飲むよ」
という方もいらっしゃると思いますので、今度は「紅茶」や「ウーロン茶」についてもまとめさせていただきます
(さ)
<参照>
・農林水産省のホームページ
・春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養辞典 (吉田企世子:監修)
・新版 調理と理論 (山崎清子、島田キミエ、渋川祥子、下村道子:共著)
コラーゲンの質の低下には「糖化」や「酸化」も関わっている事がある。
という話を以前しましたが、今回は「糖化と酸化を防ぐ方法」について簡単にご紹介したいと思います(^^)
●糖化を防ぐ
①糖を摂り過ぎない
適正なカロリー摂取を心がけ、余分な糖分を摂らない
特に、清涼飲料水など異性化糖(ぶどう糖果糖液糖、果糖ぶどう糖液糖など)を使用しているものは要注意です!
②血糖値を意識する
朝食抜きは昼食後の血糖値の急上昇を引き起こすため、朝食を摂るようにしましょう。
また、血糖値を上げにくい食材(低GI食品)を活用したり、食べる順番を意識することも大切です。
食べる順番は、
食物繊維の豊富な野菜、海藻、キノコなど
タンパク質の豊富な肉、魚、卵、大豆製品など
炭水化物の豊富なご飯、パン、麺類など
→→の順番で食べることで食後の急激な血糖上昇を防ぐことができるといわれています。
野菜類が用意できない場合は、「グアーガム」や「難消化性デキストリン」などのサプリメントを利用するのもお勧めです。
③抗糖化物質を利用する
ハーブの中には、体内の糖化反応を抑える働きがあるものが見つかっています。
そういったハーブを取り入れてみてもいいと思います。
④適度な運動を
笑顔で続けることができる適度な負荷の運動を心掛けましょう
運動することで、血液中の糖分がエネルギー源として使われるため、血糖値の上昇を防ぐことができます。
●酸化を防ぐ
①酸化の原因を減らす
酸化の原因となる「ストレス」「タバコ」「紫外線」「放射性物質」「食品添加物」などを避けるようにする。
特ににタバコ(喫煙)は、骨密度低下の原因となったり、歯周病の原因にもなります。
自ら吸わないようにする他、副流煙にも気をつけましょう
②抗酸化物質を摂取する
野菜や果物などに含まれるビタミンやミネラル、ポリフェノールなどは活性酸素の害を防ぐための「抗酸化物質」として働くものがあります。
抗酸化物質にヒアベータカロテンやビタミンE、ビタミンCの他に、セレンやカテキン、CoQ10など様々ありますが、抗酸化物質は様々な種類をバランスよく摂取することで相乗効果が期待できます。
コラーゲンは体の中で歯茎や歯(骨)以外にも、皮膚や臓器などでも使われています。
そのため、コラーゲンの質をよくするということは、体の状態をよくすることにつながります
・ビタミンやミネラルをまんべんなく十分に摂る
・体の糖化に気をつけて食事をする
・抗酸化物質を意識して摂る
などだけでなく、
・適度な運動
・禁煙
・加工食品を控える
・ストレスを溜めない
なども心掛け、心も体も歯周も健康な毎日を送りたいものです
(さ)
<参照>
・厚生労働省のホームページ
・ナチュラルメディシン・データベース「健康食品のすべて」
・http://morichan.jinkan.kyoto-u.ac.jp/general/breakfast.pdf