牛乳、ヨーグルトと聞くと体にいいイメージがありますよね。

今日はみなさんにその常識を疑ってもらいます!

テレビのCMなどでは、「乳製品でカルシウムをとりましょう」「ヨーグルトで腸内環境を整えましょう」というのをよく聞きますよね。しかし、
「乳製品を食べればカルシウムがとれて骨粗鬆症にはならない」とは言いません。

根拠のない医学的効果があるようなフレーズを広告宣伝で使うのは法に触れるから言わないのです。

①日本人の85%は乳製品を消化できない!?

なんと、日本人の85%は乳製品を消化できない(乳糖不耐症)という研究結果があるのです!

むしろ世界中の人々の多くは有色人種なので、人類の大多数は乳糖不耐症なのです。

(伝統的に牧畜を営み牛乳や乳製品が日常の食生活の一部になっている人は、遺伝的に乳糖を消化できるラクターゼの分泌が維持されているそうです)


②牛乳を飲めば飲むほど骨が弱くなる!?

みなさんは「カルシウム•パラドッグス」という言葉を聞いたことがありますか?

カルシウムの摂取量が多い国に骨折が多いという報告があるのです。

カルシウム・パラドックスの理由としては、カルシウムの摂取量よりもタンパク質によるカルシウムを排出させる負荷の悪影響のほうが大きいのではないかと推論されています。

なので乳製品をとればとるほど骨密度が下がってしまう危険があるのです!

カルシウムを骨にするためにはカルシウムとマグネシウムを2:1の割合で摂取しなければいけないのですが、牛乳にはマグネシウムがほとんど含まれていません。
なので牛乳を飲んでも骨は強くならないのです!

(余談ですが、マグネシウムはとても大切な栄養で、乳製品の摂取量が多い米国や北欧ではカルシウムとマグネシウムの摂取比率が3:1から4:1と高くこれらの地域では心臓疾患による死亡率が高いことが報告されています)

③ヨーグルトは「冷たい脂肪の塊」なのでお腹をこわしやすい!?

ヨーグルトは一見消化しやすいように見えますが、脂肪なのでご飯である炭水化物よりも消化しにくいのです。

ヨーロッパでは本来はヨーグルトは家庭で手作りして、新鮮で温かいものをいただくそうです。温かければ腸の動きも妨げずに吸収できるのもうなずけます。

日本でヨーグルトを食べるといえば、市販のもので冷たいものを食べますね。腸の温度は37度前後でその温度が一番働きやすい温度なのでそれより低い温度のものがくると腸の動きが鈍りやすいため、場合によっては下痢を起こしてしまいます。

④ヨーグルトを食べても腸内環境が悪ければ善玉菌にはならない!?

ヨーグルトの宣伝は「ヨーグルトで腸内環境を整えよう」「生きた○○菌が腸に届く」といったものですね。
こういうったフレーズを見ると、ヨーグルトで腸内環境が良くなりそうだと勘違いしてしまいますが、メーカー側は「ヨーグルトで腸内環境がよくなる」とは断言していません。

ヨーグルトに限らず、動物性の乳酸菌は腸内環境が悪い状態の場合は悪玉菌になりやすく、善玉菌にはなりにくいそうです。

食生活の偏りや便秘状態の場合は、腸内環境は悪玉菌が増えていているため、たとえヨーグルトで善玉菌になる元の菌が腸に届いても善玉菌にならず悪玉菌になってしまうのです。



これらのことを知ったときには自分も驚きました。笑
常識にとらわれず、自分に適した食生活を考えていきましょう^^♪